講座番号 | 301021 |
期間 | 2018年4月25日 ~ 2018年9月12日 |
回数 | 7回 |
曜日 | 水 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 50 名 |
一般料金 | 10,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
今期は「末摘花」の巻を読みます。その頃、「父宮と死別し独り窮乏の日々を琴を友として過ごす姫のもとへ高貴な若君が訪れ終生生活を支え続けたという」-京の人々がいとおしく語ったこの小話から女房(語り手・作者)は一編の物語を創る「末摘花」の物語である。つとに父宮に先立たれ、仕えていた人々も日を追って去る。荒廃つづく邸に独り琴を弾いてひそやかに棲む「わかんどほり」のこの姫と別離思慕の情に煩悶する十九才の源氏の君との邂逅。姫への憧憬と期待、日を経て実情を知るにつけつのる失望と不安。語り手(作者)は日常姫と若君に仕える人々の生活を活写しつつ二人の心の奥底と来し方行く末をこまやかに紡いでいく。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2018/04/25 | 末摘花 |
第2回 | 2018/05/09 | 〃 |
第3回 | 2018/05/30 | 〃 |
第4回 | 2018/06/27 | 〃 |
第5回 | 2018/07/25 | 〃 |
第6回 | 2018/08/22 | 〃 |
第7回 | 2018/09/12 | 〃 |
『新潮日本古典集成〈新装版〉 源氏物語(一)』 新潮社 2,376円
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
深澤 邦弘
(ふかざわ くにひろ)
元本学教授
早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了、文学修士。
都立三鷹高等学校、立川高等学校、昭和高等学校教諭 2006年3月武蔵野大学文学部教授退職。
専攻は中世文学・国語教育。著書に『平家物語における「生」』新典社研究叢書170、
『青桐─もの一詞いはん─』編著 新典社(2014年4月)など。
【学外サイト】
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