講座番号 | 306011d |
期間 | 2018年7月28日 |
回数 | 1回 |
曜日 | 土 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 50 名 |
一般料金 | 1,500円 |
会場 | 千代田サテライト教室 |
※日程が変更になりました。
7/14(土)→7/28(土)
現在の長崎県に本拠をおいた有馬晴信やその叔父大村純忠は、「キリシタン大名」と呼ばれ、豊後の大友宗麟とともに、「天正少年遣欧使節」を派遣したことで知られます。しかし彼らのキリスト教入信は、家中の内外に大きな波紋を巻き起こしました。
有馬・大村両氏のキリスト教入信は、果たして純粋な信仰心の賜物であったのか、それとも南蛮貿易という実利を追い求めた結果であったのか。彼等が周囲の大名・国衆、さらには家臣からどのような眼で見られ、それが両家に与えた政治的影響を検討します。また両家の関係についても、東国研究者の間で近年盛んな「国衆論」の観点から把握し直します。
講座にあたっては、国内史料だけでなく、キリスト教宣教師史料も駆使していきます。あわせて、キリスト教宣教師史料がはらむ問題点についてもご説明しようと思います。
* 全講座(7 回)お申込み9,000 円(全7 回)
* お好みの講座を選んでお申込み 1,500 円(1 講座につき)
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2018/07/28 |
丸島 和洋
(まるしま かずひろ)
慶應義塾大学非常勤講師・立教大学兼任講師
1977年大阪府生まれ、東京都調布市育ち。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(史学、慶應義塾大学)。
国文学研究資料館研究部特任助教などを経て現職。2016年度大河ドラマ「真田丸」時代考証。専門は日本中世史。主な著書に『戦国大名武田氏の権力構造』(思文閣出版、2011年)、『戦国大名の「外交」』(講談社選書メチエ、2013年)、『郡内小山田氏―武田二十四将の系譜―』(戎光祥出版、2013年)、『図説 真田一族』(同前、2015年)、『真田四代と信繁』(平凡社新書、2015年)、『真田一族と家臣団のすべて』(KADOKAWA新人物文庫、2016年)、『戦国大名武田氏の家臣団―信玄・勝頼を支えた家臣たち―』(教育評論社、2016年)、『真田信繁の書状を読む』(星海社新書、2016年)、『武田勝頼 試される戦国大名の「器量」』(平凡社、2017年)ほか。
【学外サイト】
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