302021 古典を楽しむ ― 『源氏物語』 巻七「紅葉賀」巻八「花宴」を読む  

開講済

講座概要

講座番号 302021
期間 2018年10月24日 ~ 2019年3月6日
回数 10回
曜日
時間 13:00~14:30
定員 50 名
一般料金 15,000円
会場 三鷹サテライト教室

内容

仮説、その頃、京の人々が「もののあはれを知る」女性として話題にしていた女性たちの中の二人-老女源内侍と入内近き大臣の女-、語り手(作者)は19才の源氏と頭の中将をこの二人に引きあわせ奔放な青春彷徨の物語二篇「紅葉賀」「花宴」を語る(書く)。
「紅葉賀」、10月、朱雀院行幸の試楽に青海波を頭の中将と舞う源氏の舞い姿に藤壺の心はゆれる。二条院で美しく成長したという姫君に葵の上は不快感をつのらせる。翌年藤壺は出産の時を訝る目にさらされながら男御子を出産、4月、若宮参内、帝の喜びにわが「心の鬼」を呼び起こされ慙愧と不安の日々を過ごす。帝に近侍する古参の源内侍に源氏は冗談口で誘う。日頃われも皇女腹と自負し、対抗意識を懐く頭の中将は二人が逢う場に乗り込み太刀を抜く。七月藤壺立后、源氏昇進、帝譲位後の東宮は若宮にとの意向、若宮はますます源氏に酷似、それを辛しと思う藤壺の心情に気づく人はいない。
「花宴」、二月、南殿の花の宴、その夕の源氏の舞も詩も称えられ晴れの場で一座の光と称えられる源氏への帝の信頼は厚い。夜更け、藤壺と尋ねるも会えず忍び入った弘徽殿の細殿で「朧月夜…」を誦しつつ歩み来る女性の袖を捉え扇を交換して別れた。素性を探らせると弘徽殿の女御一族の女性らしい。三月、右大臣家の「藤の宴」に招待された源氏は酔いにこと寄せ花めづる姫君に近づき先夜の女性を探す。

スケジュール

  日程 内容
第1回 2018/10/24 紅葉賀
第2回 2018/11/07 紅葉賀  DVD「青海波」を聴く
第3回 2018/11/21 紅葉賀
第4回 2018/12/05 紅葉賀
第5回 2018/12/19 紅葉賀
第6回 2019/01/09 紅葉賀
第7回 2019/01/23 紅葉賀
第8回 2019/02/06 花宴
第9回 2019/02/20 花宴
第10回 2019/03/06 花宴

教材

『新潮日本古典集成〈新装版〉 源氏物語(二)』 新潮社 2,484円

※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。

講師

深澤 邦弘 (ふかざわ くにひろ)
元本学教授
早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了、文学修士。
都立三鷹高等学校、立川高等学校、昭和高等学校教諭 2006年3月武蔵野大学文学部教授退職。
専攻は中世文学・国語教育。著書に『平家物語における「生」』新典社研究叢書170、
『青桐─もの一詞いはん─』編著 新典社(2014年4月)など。


PDFパンフレット

開講済