講座番号 | 312072f |
期間 | 2020年3月4日 |
回数 | 1回 |
曜日 | 水 |
時間 | 15:00~16:30 |
定員 | 50 名 |
一般料金 | 1,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
日本は幕末に欧米諸国との開国を迫られ、明治を迎えるとそうした国の文化を積極的に取り入れるようになります。その文化の大きなものとして洋服がありますが、日本人はいつどの段階で洋服を着るようになったのでしょうか。明治維新を題材にしたテレビの時代劇では、戊辰戦争後に政治家たちは洋服を着ています。一方、明治6年(1873)に西郷隆盛の朝鮮大使派遣をめぐる議論の場では、公家出身の三条実美や岩倉具視は狩衣を着用しています。これらは史実として正しいのでしょうか。服飾史研究者も解明できない洋服の歴史に迫ります。
※参考図書『洋服・散髪・脱刀―服制の明治維新―』 講談社選書メチエ
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2020/03/04 |
刑部 芳則
(おさかべ よしのり)
日本大学准教授
中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。専攻は日本近代史。
平成30年(2018)度NHK大河ドラマ「西郷どん」の軍装・洋装考証を担当。
著書は『洋服・散髪・脱刀―服制の明治維新―』(講談社選書メチエ、2010年)、『明治国家の服制と華族』(吉川弘文館、2012年)日本風俗史学会江馬賞受賞、『公家たちの幕末維新』(中公新書、2018年)など多数。
「ミッション系高等女学校の制服洋装化」(『総合文化研究』23巻3号、2018年3月)では、日本最古のセーラー服が名古屋の金城学院であることを実証した。従来の福岡女学院であるという通説を覆し、多くのテレビや新聞で取り上げられた。
【学外サイト】
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