0301013 『今昔物語集』巻第二十八・二十九を読む ―平安朝の盗賊たち―

受付中

講座概要

講座番号 0301013
期間 2021年7月1日 ~ 2021年9月16日
回数 6回
曜日
時間 15:00~16:30
定員 25 名
一般料金 9,000円
会場 三鷹サテライト教室

内容

※日程が変更になりました。

『今昔物語集』巻二十八末尾の滑稽譚、二十九前半の悪行譚を読んでいきます。
雅な王朝文学が時代の「光」を描いているとすると、巻二十九はいわば「闇」の部分を描いた説話群を集めた巻です。光と闇、双方の世界に注目してこそその時代が見えてくるように思います。平安時代は華やかな貴族文化に彩られた時代であるとともに、底辺では数々の悪行が横行した時代でもありました。そこで、世の中に跋扈した盗賊たちを取り締まるため、検非違使庁が設けられました。しかしその検非違使の役人さえもが盗みをはたらくという、現代にも通じそうなとんでもない話もあります。
このように多彩な出来事を生き生きと描き、人間世界の実像を映し出そうとするところが『今昔物語集』の大きな魅力です。盗賊たちが繰り広げる怪奇で残忍、時に滑稽な出来事を秀逸な筆致で描いた各話を丁寧に読み解きながら、ミステリードラマのような面白さをともに味わってまいりましょう。

※テキストにない説話は印刷して配布いたします。

お知らせ---この講座のご受講につきまして---

この講座はソーシャルディスタンスを保つために、少人数での開講になります。
そのため、定員を超過した場合は、対面講座としての開講と同時に、それ以降にお申込された方のため、オンライン講座(リアルタイム配信)としても開講いたします。
詳細はあらためて、こちらに掲示いたします。

スケジュール

  日程 内容
第1回 2021/07/01 巻二十八第四十・四十二話 幻術を使う翁/影を恐れた男
第2回 2021/07/15 巻二十八第四十四話 墓穴の中での珍事件
第3回 2021/07/29 巻二十九第二話 名盗賊多衰丸と調伏丸 /第三話① 女盗賊
第4回 2021/08/19 巻二十九第三話② 女盗賊
第5回 2021/09/02 巻二十九第四話 盗賊の婿になった男
第6回 2021/09/16 巻二十九第八話 京の人質事件/第九話 極悪の破壊僧

教材

【必携テキスト】
『今昔物語集 本朝部下』 岩波文庫 1,452円
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。

講師

鈴木 治子 (すずき はるこ)
大正大学非常勤講師
武蔵野女子大学日本文学科卒業。大正大学大学院博士課程国文学専攻単位取得。東京都・埼玉県の区民・市民講座講師、NHK文化センター講師、大正大学オープンカレッジ講師、獨協大学オープンカレッジ講師を務める。
〈著書〉『歌謡文学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社) 『中世文学の展開と仏教』(共著、おうふう)『海東高僧伝』(共著)、『東アジアの仏伝文学』(共著)


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