講座番号 | 0401004 |
期間 | 2022年6月2日 ~ 2022年6月30日 |
回数 | 4回 |
曜日 | 木 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 20 名 |
一般料金 | 8,000円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
『無門関』は南宋時代、無門慧開によって編集された公案集で、その一話一話が、公案と評釈(寸評)と頌の三つからできていて、48の公案が集められています。百則の公案が集められた『碧巌録』と比べると大きさもかなり違いますが、様々な資料をもとに詳しく説明されているのとは反対に、きわめて簡潔なスタイルです。古来「古鏡照心」のための禅籍で、学問的な読み方ではなく実践的読み方で紐解くべきだと言われています。第一の「趙州狗子」の公案は「無字の公案」と呼ばれて、見性体験と深くむすびついていることは周知のとおりです。今回はそれぞれの公案の出典を調べて、それらがどういう文脈の中にあったのかを探り、公案の意味を突き止めたいと思います。
□持ちもの
配布プリント。国語辞典。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2022/06/02 | 第四則 胡子無鬚 第五則 香厳上樹 |
第2回 | 2022/06/09 | 第六則 世尊拈華 第七則 趙州洗鉢 |
第3回 | 2022/06/23 | 第八則 奚仲造車 第九則 大通智勝 |
第4回 | 2022/06/30 | 第十則 清税孤貧 第十一則 州勘庵主 |
須山 長治
(すやま ちょうじ)
元本学非常勤講師・駒澤大学禅研究所研究員
早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程単位修得満期退学。文学修士。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー