講座番号 | 0407003 |
期間 | 2022年6月8日 ~ 2022年8月23日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 3時間(30分×6回) |
定員 | - |
一般料金 | 2,600円 |
会場 | Web視聴 |
仏教では時代を問わず、人々が如何に生くべきかの指針を示すことが、宗教的生命の根源である。しかし、新しい発想は既成教団から異端視された歴史がある。先ず仏教が日本に伝来したときから異端として迎えられた。異端の生まれる原因の一つは、古い宗教が新しい時代の人々の要求に応じ切れない時などがある。各宗とも異端視されたものが新しい主流となったし、新しい異端を生むことでその生命を保てたともいえる。その一例として真宗教団の異端を探ってみると、(1)門徒の願いが強かったもの(現世利益)(2)坊主の勢力拡張のため(3)本願寺が教団を守るためなどがある。異端を通じて本願寺は統制を維持できたともいえる。真宗において異端発生の意義と、異端が教団の発展を通じて果たした役割を考えることが、異端の存在意義を見出すことにつながってゆくことにもなるだろう。
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小笠原 博慧
(おがさわら ひろとし)
福泉寺住職・本願寺派布教使
1941年生まれ。1965年、私立高校教諭(漢文)。1974年、公立高校教諭(国語)。1994年、武蔵野女子学院高校教頭。1999年、同中学・高校校長。その間1975年、國學院大學講師(漢文学)。1982年、市立大月短期大学講師(文学、日本語)。1988年、武蔵野女子大学講師(仏教学、日本仏教史)。同大学仏教文化研究所所員。1988年、福泉寺住職。
【学外サイト】
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