講座番号 | 0407008 |
期間 | 2022年4月20日 ~ 2022年7月19日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 6時間(30分×12回) |
定員 | - |
一般料金 | 5,200円 |
会場 | Web視聴 |
※申込2名のため、いったん中止、夏秋に仕切り直しの可能性あり。受講生には延期で通知。
平安時代の貴族たちは、熾烈な権力闘争の渦中にありました。その一つが、藤原氏による他氏排斥です。権力を集中的に保持し、他氏との差別化を図りながら、藤原氏は一大勢力となって、平安貴族の代名詞的存在とまで成り上がったのです。そうした歴史の中で、安和2年の源高明に対する排斥、いわゆる「安和の変」は、藤原氏による他氏排斥の最後といわれています。本講座では、この事変に焦点をあてて、記録と文学との両面から、この出来事のあり様を捉えていきたいと考えています。
講義においては、まず扱う資料類自体の説明から始めます。出来事を書き留めた資料が、どのような性質のものかを知ることで、考察の仕方も変わってくるからです。ついで、安和の変という事変そのものを、歴史的に捉えましょう。これは辞典類も参照しながら、歴史資料によって検討していきます。最後に、文学作品からの考証をして、全体を整理していきたいと考えています。
講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(800円)の追加有料となります。
講座資料(レジュメ)のみでのお申込みは、ご遠慮ください。
※紙資料郵送ご希望の方は、
詳細ページよりお申込みください。
深澤 瞳
(ふかさわ ひとみ)
本学非常勤講師
大妻女子大学大学院を経て、現在は武蔵野大学、大妻女子大学他で兼任講師。
◎「『狭衣物語』の土忌ー飛鳥井の君失踪譚の背景としてー」(倉田実編『王朝人の婚姻と信仰』森話社、2010年)
◎「『蜻蛉日記』の火災記事と火災占」(小嶋菜温子編『王朝びとの生活誌』森話社、2013年3月)
◎「京都大学人文科学研究所所蔵『天地瑞祥志』第十六翻刻・校注 ――「月令」(二)」(『武蔵野大学日本文学研究所紀要』7号、2019年2月)
など。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー