講座番号 | 0407010 |
期間 | 2022年6月1日 ~ 2022年8月30日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 6時間(30分×12回) |
定員 | - |
一般料金 | 5,200円 |
会場 | Web視聴 |
『奥の細道』は、日本古典のなかでもとりわけ有名な芭蕉の紀行文です。元禄2年(1689)に深川を出発し、日光・奥州・出羽・北陸路を行き、岐阜の大垣で終わりを迎えた芭蕉の5ヶ月の旅は、数年に渡って何度も何度も推敲が重ねられ、『奥の細道』という作品になりました。歌枕(昔の和歌で詠まれた名所)や旧跡を巡り、西行や義経ら歴史上の人物たちと魂を通わせながら辿る芭蕉の旅は、時空を超えた旅の文学といえるでしょう。
本講座では、『奥の細道』の全行程のなかから主な章段を取り上げて、最新の研究成果をふまえながら読み通してゆきます。今回は、同行者としてずっと芭蕉と旅をしてきた曾(そ)良(ら)との別れや、その後見送りに来てくれた北枝という弟子との別れなど、人々との別離を描いているのも注目されるところです。芭蕉の『奥の細道』の旅もそろそろ終盤を迎えます。
第1回 これまでの振り返り・白い秋風(「那谷」)
第2回 山中温泉と重陽の菊(「山中」)
第3回 曾良との別れ(「別離」「全昌寺」の一部)
第4回 北枝との別れ(「天龍寺・永平寺」)
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永田 英理
(ながた えり)
本学非常勤講師
武蔵野大学・白百合女子大学非常勤講師。早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。専門は俳文学で、松尾芭蕉の俳諧や俳論を研究している。著書『蕉風俳論の付合文芸史的研究』(ぺりかん社、2007年)、共著『連歌辞典』(東京堂出版、2010年)、『『おくのほそ道』解釈事典―諸説一覧』(東京堂出版、2003年)など。
【学外サイト】
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