講座番号 | 0407022 |
期間 | 2022年4月6日 ~ 2022年6月28日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 7.5時間(30分×15回) |
定員 | - |
一般料金 | 7,800円 |
会場 | Web視聴 |
1871年4月20日(明治4年3月1日)にわが国の近代郵便が創業され、最初の切手が発行されてから、150年が経過しました。今回の講座では、そのうち、1945(昭和20)年までの“大日本帝国の”の時代の切手と郵便について、その時代背景とともにわかりやすく解説していきます。通信インフラとしての郵便事業は近代国家建設の基礎となるものですが、幕末に開国した当初は、海外への通信が不可能だったため、横浜や長崎などには英仏米の郵便局が開設されていました。他のアジア諸国では、列強諸国が開港地に置いた郵便局は植民地化の尖兵になりましたが、わが国ではいち早く近代郵便制度を導入して外国の郵便局を撤退させただけでなく、外国との郵便交換については、西洋諸国と対等の条約を結ぶことにも成功しています。以後、文明開化と富国強兵の時代から日清・日露の両戦争を経て、昭和の戦争にいたるまで、大日本帝国とその歴史は切手と郵便にどのように刻まれてきたのか、お話していきます。
・飛脚から郵便へ
・郵便は不平等条約改正の
・記念切手の登場
・第一次大戦と郵便
・関東大震災から軍国主義
・昭和の戦争と郵便
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内藤 陽介
(ないとう ようすけ)
郵便学者・ノンフィクション作家
1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。仏像関連のまとまった記述がある著書として、『解説・戦後記念切手』(全7巻+別冊1、日本郵趣出版 2001-09年)、『切手が伝える仏像:意匠と歴史』(彩流社 2009年)、『年賀状の戦後史』(角川oneテーマ新書 2011年)『蘭印戦跡紀行』(彩流社 2013年)、『日韓基本条約』(えにし書房 2020年)など。
【学外サイト】
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