0407034 【Web視聴】今に息づく仏教と文化  

受付中

講座概要

講座番号 0407034
期間 2022年5月11日 ~ 2022年8月9日
回数
曜日
時間 7.5時間(30分×15回)
定員
一般料金 6,000円
会場 Web視聴

内容

こちらは、「今に息づく仏教と文化」の講座にあたって、
0407034a【Web視聴】中世における本願寺の歴史
0407034b【Web視聴】能〈敦盛〉を考える―法然の弟子・蓮生とのかかわりを中心に
0407034c【Web視聴】「安寿と厨子王」の物語を読む ―説経「さんせう太夫」と森鷗外「山椒大夫」
0407034d【Web視聴】比叡山延暦寺と『平家物語』
0407034e【Web視聴】肖像画と神仏
全5回お申込み用です。

前近代、私たちが考える以上に仏教の考え方が浸透していました。現代の生活の中でも、もともとは仏教に由来しているものがたくさんあります。そうした、仏教の思想を再発見し、日本人の生活文化を考える講座です。

0407034a【Web視聴】中世における本願寺の歴史
講師:本学准教授/前田 壽雄 (まえだ ひさお)
配信期間:5月11日 ~ 8月9日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
本願寺は、親鸞聖人の墓所を寺院化したものです。本願寺となった経緯について、親鸞聖人の末娘である覚信尼から覚如上人までどのような展開があったのでしょうか。また、覚如上人以降蓮如上人が登場するまでどのようなことがあったのでしょうか。そして本願寺教団が全国的に発展していくこととなりますが、その蓮如上人の教化活動とはどのような方法であったのでしょうか。以上の問題について考えていきます。特に蓮如上人の具体的な活動として、名号本尊の授与や『御文章』による伝道、「正信偈和讃」の開版などから考えます。


0407034b【Web視聴】能〈敦盛〉を考える―法然の弟子・蓮生とのかかわりを中心に
講師:本学教授・本学能楽資料センター長/三浦 裕子 (みうら ひろこ)
配信期間:5月11日 ~ 8月9日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
〈敦盛〉は平敦盛と蓮生(れんせい)法師が登場する能で、世阿弥による傑作です。敦盛は一の谷で直実に討たれ17歳という若さで命を落としました。『平家物語』によると、直実は我が子と同年代の敦盛を手に掛けたことから出家への思いを強くし、法然の弟子となって蓮生(れんしょう・れんせい)法師となります。
能には夢幻能(むげんのう)というジャンルがあります。通常の夢幻能では、諸国一見の僧がある土地を訪れると、そこに所縁の人物の霊が現れるという形が多く、僧と霊の間に直接的な関係が認められることはほとんどありません。しかし、能〈敦盛〉の場合、須磨を訪れた蓮生の前に敦盛の霊が現れます。つまり、討った者の前に討たれた者が現れるという、夢幻能においては非常に珍しい構図を見せるものとなっています。
上記のようなことは、僧が蓮生であるから可能となっていることと思われます。そこで、本講座では、蓮生に焦点を当てつつ、〈敦盛〉の能を丁寧に講読いたします。また、動画〈敦盛〉の鑑賞を通じて、能の演技・演出にも着目したいと思います。



0407034c【Web視聴】「安寿と厨子王」の物語を読む ―説経「さんせう太夫」と森鷗外「山椒大夫」
講師:千葉大学准教授・本学能楽資料センター研究員/田草川 みずき (たくさがわ みずき)
配信期間:5月11日 ~ 8月9日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
大正四年(1915)発表の森鷗外の小説「山椒大夫」は、「安寿と厨子王」の物語として良く知られています。実はこの「山椒大夫」は、中世から近世前期にかけて流行した語り物芸能である、説経「さんせう太夫」に基づいて執筆されました。その経緯は、随筆「歴史其儘と歴史離れ」に詳しく記され、鷗外が「山椒大夫」の執筆に、意欲的に取り組んでいたことが読み取れます。
鷗外の「山椒大夫」は、説経「さんせう太夫」を原話とした書き換えで、両者のあらすじ自体には、大きな違いはありません。しかし詳しく見ていくと、安寿の死の場面や結末部分など、物語の要所に興味深い相違点が含まれているのがわかります。
今回の講座では、森鷗外「山椒大夫」を適宜参照しながら、説経「さんせう太夫」を読みます。特に、両者の相違点を取り上げて比較検討することにより、近世から近代にかけての、人々の死生観・宗教観・倫理観等々の変化について、受講生の皆さんと考えます。同時に、文芸作品としての説経「さんせう太夫」と森鷗外「山椒大夫」の、構成や文体の魅力を味わいたいと思います。


0407034d【Web視聴】比叡山延暦寺と『平家物語』
講師:本学非常勤講師・本学能楽資料センター研究員/池田 英悟 (いけだ ひでさと)
配信期間:5月11日 ~ 8月9日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
吉田兼好『徒然草』第226段は『平家物語』について、「山門(延暦寺)の事は殊にゆゆしく書けり」と記しています。その根拠として掲げるのが、延暦寺天台座主慈円が『平家物語』制作を主導したとする説です。いったい慈円とはどのような人物だったのでしょうか。彼が歩んだ足跡やその歴史観・人間像・交流関係、あるいは当時の世相などを広く考察しながら、『平家物語』制作主導者としての可能性を探り、物語中での比叡山延暦寺の描かれ方を分析してまいりましょう。


0407034e【Web視聴】肖像画と神仏
講師:本学教養教育リサーチセンター研究員・東京大学史料編纂所非常勤職員/生駒 哲郎 (いこま てつろう)
配信期間:5月11日 ~ 8月9日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
肖像画は、明治以前、神仏と結びつけて描かれていました。有名な源頼朝の肖像画は、現在では頼朝ではなく足利直義(ただよし)ではないか、などの議論があります。いずれにしましてもこの有名な肖像画は京都の神護寺所蔵です。また、戦国武将では、武田信玄の肖像画は武田神社所蔵です。江戸時代に入りますともっとも有名なのが徳川家康だと思いますが、家康も東照大権現(とうしょうだいごんげん)として描かれています。
聖徳太子も観音菩薩の化身とされます。その聖徳太子と源頼朝、足利尊氏は連なる存在として描かれる場合があります。
前近代の肖像画は、ほぼ神仏と結び付けられ寺院や神社に奉納されているといっても過言ではありません。それは、これらの肖像画が神仏に連なる存在として描かれているからで、そうした肖像画から仏教の思想を読み取ることを今回の講座の目的にしたいと思います。
肖像画の寺社への奉納という視点から皆さんと一緒に考える講座です。



お知らせ---この講座のご受講につきまして---

◆講座のご視聴までのお手続き
・上記、講座概要にあります「期間」が、講座の視聴できる「視聴期間」に対応します。
・お申込後、ご登録のご住所に、「受講の手引き」「払込取扱票」を郵送いたします。
・「払込取扱票」にてお支払いください。ご入金確認後、視聴期間開始日前に、視聴に必要なURLとパスワード等を、お申込み時のメールアドレス宛にご連絡いたします。

◆Web視聴による講座の受講をご希望の方は、メールでもお申込みいただけます。
◇ご送付先:lifelong@musashino-u.ac.jp
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※2 下記「教材」にてご案内の、紙資料として講座資料(レジュメ)郵送をご希望の方はその旨ご記入ください(紙資料は別途有料(概ね、講座90分あたり200円)になります)。

※講座のお申込み、映像/音声の視聴は、日本国内に住所を有する方に限らせていただきます。

教材

講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(1000円)の追加有料となります。
講座資料(レジュメ)のみでのお申込みは、ご遠慮ください。

※紙資料郵送ご希望の方は、
詳細ページよりお申込みください。


講師の先生より受講生のみなさまへ(講座のご案内)


準備中です

講師

前田 壽雄 (まえだ ひさお)
本学教授
龍谷大学大学院文学研究科博士課程真宗学専攻単位取得。浄土真宗本願寺派宗学院卒業。
龍谷大学非常勤講師、浄土真宗本願寺派総合研究所上級研究員を経て、現在、本学通信教育部人間科学部教授。
著書に『「ただ念仏」の教え―法然聖人から親鸞聖人へ―』(探究社)、『仏事Q&A 浄土真宗本願寺派』(国書刊行会)、『書いて味わう讃仏偈 重誓偈』(本願寺出版社)他。


三浦 裕子 (みうら ひろこ)
本学教授・本学能楽資料センター長
東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了。
著書に『能・狂言の音楽入門』、『初めての能・狂言』(共著)、『面からたどる能楽百一番』など。


田草川 みずき (たくさがわ みずき)
千葉大学准教授・本学能楽資料センター研究員
千葉大学大学院人文科学研究院准教授。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)早稲田大学。専門は近世文学および日本古典演劇(特に人形浄瑠璃文楽・能)。早稲田大学演劇博物館助手、日本学術振興会特別研究員等を経て、千葉大学高等教育研究機構准教授、早稲田大学演劇博物館招聘研究員、武蔵野大学能楽資料センター非常勤研究員。
主要著書に『浄瑠璃と謡文化―宇治加賀掾から近松・義太夫へ』(早稲田大学出版部、2012年)。早稲田大学名誉教授・内山美樹子氏とともに、朝日新聞の文楽劇評を担当。第5回日本近世文学会賞(2009年)、第28回公益財団法人清栄会奨励賞(研究者部門・2015年)受賞。


池田 英悟 (いけだ ひでさと)
本学非常勤講師・本学能楽資料センター研究員
昭和26年大阪市生まれ。
能楽資料センター研究員・むさしの連歌会代表・『平家物語』愛読会(町田市)。
論文:「梁塵秘抄と信仰」「<頼政>にみる老境の世界」ほか。


生駒 哲郎 (いこま てつろう)
本学教養教育リサーチセンター研究員・東京大学史料編纂所非常勤職員
専門は日本中世宗教史、日本古文書学会編集・大会運営委員。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。
山梨県身延山久遠寺、大田区池上本門寺、石川県羽咋市妙成寺などの史料調査委員を経て、現在、武蔵野大学教養教育リサーチセンター研究員・東京大学史料編纂所非常勤職員・東京都渋谷区文化財審議員。
主要著書日本の名僧6『重源:旅の勧進聖』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院体制と社会』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院と都市・権力』(共著 山川出版社)、『山岳信仰と村落社会』(共著 岩田書院)など。


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