講座番号 | 0407037a |
期間 | 2022年4月6日 ~ 2022年7月12日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 1.5時間(30分×3回) |
定員 | - |
一般料金 | 1,300円 |
会場 | Web視聴 |
夏目漱石は江戸時代の末年の生まれで、明治の年号と満年齢が一致します。従って江戸の文化の名残の中で幼少のころを過ごしました。漱石の父は町名主と呼ばれる下級役人でした。いまも地名に残る「夏目坂」は漱石の業績でつけられたものではなく、父の屋敷があったことからそのように呼ばれていたのです。江戸文化が漱石に与えた影響について考えるとともに、江戸で生まれた話し言葉(口語)が、日本の近代文学の常用語となったことからも、江戸文化の影響は多大なものがあります。漱石の文学との関連から、改めて江戸とは何か、江戸の文化とは何かについて考えてみたいと思います。
本講座は、レジュメはございません。
三田 誠広
(みた まさひろ)
本学名誉教授・芥川賞作家・日本文藝家協会副理事長
1973年、早稲田大学文学部卒。
1977年、『僕って何』で芥川賞。
2019年3月まで武蔵野大学教授。
主な著書。『いちご同盟』『空海』『日蓮』『親鸞』『こころにとどく歎異抄』『源氏物語を反体制文学として読んでみる』
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー