講座番号 | 0401024 |
期間 | 2022年7月7日 ~ 2022年9月1日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 木 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 20 名 |
一般料金 | 10,000円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
『無門関』は南宋時代、無門慧開によって編集された公案集で、その一話一話が、公案と評釈(寸評)と頌の三つからできていて、48の公案が集められている。百則の公案が集められた『碧巌録』と比べると大きさもかなり違うが、様々な資料をもとに詳しく説明されているのとは反対に、きわめて簡潔なスタイルである。古来「古鏡照心」のための禅籍で、学問的な読み方ではなく実践的読み方で紐解くべきだと言われている。第一の「趙州狗子」の公案は「無字の公案」と呼ばれて、見性体験と深くむすびついていることは周知のとおりである。今回はそれぞれの公案の出典を調べて、それらがどういう文脈の中にあったのかを探り、公案の意味を突き止めたい。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2022/07/07 | 第十二則 巌喚主人 第十三則 徳山托鉢 |
第2回 | 2022/07/14 | 第十四則 南泉斬猫 第十五則 洞山三頓 |
第3回 | 2022/07/28 | 第十六則 鐘声七条 第十七則 国師三喚 |
第4回 | 2022/08/25 | 第十八則 洞山三斤 第十九則 平常是道 |
第5回 | 2022/09/01 | 第二十則 大力量人 第二十一則 雲門屎橛 |
須山 長治
(すやま ちょうじ)
元本学非常勤講師・駒澤大学禅研究所研究員
早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程単位修得満期退学。文学修士。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー