講座番号 | 0401026 |
期間 | 2022年8月23日 ~ 2022年9月13日 |
回数 | 4回 |
曜日 | 火 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 20 名 |
一般料金 | 8,000円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
世阿弥は、室町時代の能役者であり、能作者であり、理論家でもありますが、なんと言っても最大の功績は、すぐれた能の作品を多く作ったことです。先行文芸に題材を取りながら、美しい文章で夢幻能、執心物などを編み出しました。そこには中世の美意識と思想が投影していますが、同時に、現代にも通じる普遍的なドラマでもあります。前回は女能4編を読みましたが、今回は男性像のさまざまを取り上げました。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2022/08/23 | 「高砂」――長寿と平和を祝福する神能。 |
第2回 | 2022/08/30 | 「清経」――入水した武将の霊。残された妻との対話。 |
第3回 | 2022/09/06 | 「恋重荷」――身分と年齢を超えた老人の恋。 |
第4回 | 2022/09/13 | 「融」――王朝貴族の滅びの美学。 |
羽田 昶
(はた ひさし)
本学客員教授・元本学能楽資料センター長
1939年(昭和14)東京生。國學院大學文学部卒。海城高等学校・開成高等学校教諭、東京国立文化財研究所芸能部研究員、室長を経て、2000-2010年(平成12-22)武蔵野女子大学(武蔵野大学)教授。その間、2002年(平成14)より同大学能楽資料センター長。現在、武蔵野大学客員教授、同大学能楽資料センター研究員。専攻は能・狂言を中心とする演劇研究。観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。
著書(共著)に『狂言・鑑賞のために』(1974、保育社)、『能・本説と展開』(1977、桜楓社)、『能の作者と作品』(1987、岩波書店)、『能の囃子事』(1990、音楽之友社)、『能楽大事典』(2012、筑摩書房)、『昭和の能楽 名人列伝』(2017、淡交社)ほか。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー