講座番号 | 0401030 |
期間 | 2022年8月3日 ~ 2022年9月21日 |
回数 | 4回 |
曜日 | 水 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 20 名 |
一般料金 | 8,000円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
遠流か―源氏は公卿僉議で裁かれる前に須磨退居を思い定めた。作者は作中人物の傍に侍し、本心を告げる源氏、告げられた女性達、その日々折々の心情と生活を見聞した一人として書き続ける。尚侍には、「・・・罪のがれがたう・・・」と、藤壷には「・・・かく思ひかけぬ罪にあたりはべるも、思うたまへあはすることの一節になむ 空も恐ろしうはべる・・・」と。さらに政治権力が右大臣側へ交代する時代、動揺する中流貴族達の姿と心根を掬して描く。人間の愛と罪と罰、社会通念との相剋、「須磨」一巻は、政権交代の時代をいかに生きぬいていくか、各々に生き様を模索する人間群像の物語である。
□持ちもの
テキスト。
配布プリント。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2022/08/03 | 須磨 |
第2回 | 2022/08/31 | 須磨 |
第3回 | 2022/09/07 | 須磨 |
第4回 | 2022/09/21 | 須磨 |
【必携テキスト】
『新潮日本古典集成 源氏物語二(新装版)』新潮社 2,530円
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
深澤 邦弘
(ふかざわ くにひろ)
元本学教授
早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了、文学修士。
都立三鷹高等学校、立川高等学校、昭和高等学校教諭 2006年3月武蔵野大学文学部教授退職。
専攻は中世文学・国語教育。著書に『平家物語における「生」』新典社研究叢書170、
『青桐─もの一詞いはん─』編著 新典社(2014年4月)など。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー