講座番号 | 0401031 |
期間 | 2022年7月25日 ~ 2022年9月12日 |
回数 | 4回 |
曜日 | 月 |
時間 | 10:00~11:30 |
定員 | 20 名 |
一般料金 | 8,000円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
紫上を亡くし孤独となった光源氏は、四季折々ごとに故人を追慕し愛惜の心を深め、親しい人々と会っては故人の思い出を重ねていく。歳末近く、出家を前にした光源氏は紫上の文を焼く。御仏名には盛大な仏名会を催し、法会に参集した人々の前に、昔の輝きにまさるこの世のものとは思われぬ美しい姿を見せた。これが光源氏の最後の姿であった。大晦日には、童姿の匂宮を愛惜し、今の感慨を辞世の歌として、次のように詠んだ。
もの思ふと過ぐる月日も知らぬまに年もわが世もけふや尽きぬる
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2022/07/25 | 歳末、出家の準備、紫上の文を焼く |
第2回 | 2022/08/08 | 御仏名に導師と和歌の贈答。大晦日の感慨(辞世の一首 |
第3回 | 2022/08/29 | 雲隠巻について |
第4回 | 2022/09/12 | 匂兵部卿巻、紅梅巻、竹河巻について |
【必携テキスト】
『新潮日本古典集成 源氏物語六(新装版)』新潮社2,640円
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
松村 武夫
(まつむら たけお)
本学名誉教授
1940年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。武蔵野女子大学短期大学部長、武蔵野大学文学部長、大学院研究科長をへて、現在、本学名誉教授。平安時代末期の文学(和歌文学、歴史物語など)を研究領域とし、主な著書に『校注水鏡』『水鏡全注釈』『実用国語辞典』等がある。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー