講座番号 | 0407051 |
期間 | 2022年8月3日 ~ 2022年9月20日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 3時間(30分×6回) |
定員 | - |
一般料金 | 2,600円 |
会場 | Web視聴 |
「賀茂」は、初番目物、脇能。下賀茂神社に、美しい御祖神(みおやのかみ)と豪放な別雷神(わけいかづちのかみ)が出現し、この世の平和と五穀豊穣を祝福します。清冽な賀茂川を背景に、神秘的な物語とさわやかな歌舞が展開します。
「杜若」は、三番目物。カキツバタの花の精が在原業平に同化して舞を舞い、それに二条の后と歌舞の菩薩が重なるという、複雑で幻想的な世界が描かれます。「伊勢物語」に題材を取った、明るく華麗な能です。
二曲とも金春禅竹の作。夏の季節感あふれる名作をじっくりと鑑賞します。
①「賀茂」――自然神の威風堂々
②「杜若」――伊勢物語の幻想
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羽田 昶
(はた ひさし)
本学客員教授・元本学能楽資料センター長
1939年(昭和14)東京生。國學院大學文学部卒。海城高等学校・開成高等学校教諭、東京国立文化財研究所芸能部研究員、室長を経て、2000-2010年(平成12-22)武蔵野女子大学(武蔵野大学)教授。その間、2002年(平成14)より同大学能楽資料センター長。現在、武蔵野大学客員教授、同大学能楽資料センター研究員。専攻は能・狂言を中心とする演劇研究。観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。
著書(共著)に『狂言・鑑賞のために』(1974、保育社)、『能・本説と展開』(1977、桜楓社)、『能の作者と作品』(1987、岩波書店)、『能の囃子事』(1990、音楽之友社)、『能楽大事典』(2012、筑摩書房)、『昭和の能楽 名人列伝』(2017、淡交社)ほか。
【学外サイト】
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