講座番号 | 0407082 |
期間 | 2022年8月24日 ~ 2022年11月1日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 7.5時間(30分×15回) |
定員 | - |
一般料金 | 6,000円 |
会場 | Web視聴 |
こちらは、「日本史の動乱と政変―近世・現代―」の講座にあたって、
0407082a【Web視聴】今川氏対織田氏
0407082b【Web視聴】戦国大名の“外交”
0407082c【Web視聴】現代中国と日本
0407082d【Web視聴】真珠湾作戦とミッドウェー海戦
0407082e【Web視聴】現代中国と日本
全5講座お申込み用です。
桶狭間合戦の前後の情勢と今川氏の外交について、真珠湾作戦とミッドウェー作戦、そして中国の軍事的国際戦略を中心とした日本との関係について取り上げます。
0407082a 【Web視聴】今川氏対織田氏― 桶狭間合戦のまえとあと―
講師:大石 泰史
配信期間:8月24日 ~ 11月1日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
戦国期の「外交」には、大名や「国衆」たちの対立、あるいは合戦・和睦といった厳しい問題も含まれます。
本講座では、駿河・遠江の戦国大名今川氏が、三河国の「国衆」と対峙して三河を領域下に取り込む状況を示す一方で、対立状況にあった尾張国の戦国大名織田氏がどのように三河に関わっていたのか、具体的に紹介します。とりわけ後に天下人となった織田信長との確執、さらには桶狭間合戦と今川・織田双方の合戦後についても「外交」の視点から提示し、両者の交渉相手を検討することでそれぞれの〝外交手腕〟を解き明かします。
0407082b 【Web視聴】戦国大名の“外交”― 今川氏を事例として―
講師: 大石 泰史
配信期間:8月24日 ~ 11月1日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
私たちが普段用いている「外交」ということばは、国家間の交流を意味します。一方、歴史研究者は、戦国時代の領主たちの領域が「国」として認識されていたこともあって、彼らの行った他の氏族との交流も「外交」と呼んでいます。そのような「外交」には、現代と同様、平和的な交流もありましたが、交戦を目前にした緊迫する状況も含まれています。
本講座では、戦国大名が他の大名あるいは近隣の「国衆」と呼ばれた氏族と交わしてきた「外交」について、今川氏を事例に「交流の場」を浮き彫りにし、戦国大名が思い巡らせていた〝外交戦略〟を探ります。。
0407082c【Web視聴】現代中国と日本―人民解放軍の最新鋭化とA2-AD(接近拒否- 拒否領域)戦略―
講師: 大島 幸治
配信期間:8月24日 ~ 11月1日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
国防軍ではなく「共産党の私兵」である人民解放軍の特性、現代の戦争は陸・海・空の物理的領域より、まず認知領域とサイバー領域が主戦場です。現代の軍事的ドメインについて解説します。その上で絵経済的発展を背景にした兵器、装備の最新鋭化し、海軍を充実させた人民解放軍の脅威について論じます。現在、中国はINFで米ロが持てない中距離ミサイル網を配備し、米空母打撃群の「接近拒否・拒否領域」を構築しています。これは日本の防衛戦略の根幹を揺るがす問題です。しかもウクライナ侵攻したロシアが占拠している北方領土の地政学的な重要性を考えると、日本は南西方面からの脅威にさらされながら、北東方面でも防衛力強化をせねばなりません。
0407082d 【Web視聴】真珠湾作戦とミッドウェー海戦
講師:漆原 徹
配信期間:8月24日 ~ 11月1日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
太平洋戦争の二つの大きな作戦の成功と失敗を、近年の研究成果をもとに通説的理解を批判的に解説します。真珠湾攻撃は、ルーズベルトは知っていた のか? 第二次攻撃を実施しなかったのは大失敗だったのか? そもそも真珠湾攻撃は対米開戦で最善の作戦だったのか?ミッドウエー作戦が暗号解読で敗れたというのは事実か? ミッドウエー海戦で日本の敗戦が決定したのか? など巷間で語られている通説的理解と問題点についてわかりやすく解説していきたいと思います。
0407082e 【Web視聴】現代中国と日本― 中国のストレートな軍事的脅威―
講師: 大島 幸治
配信期間:8月24日 ~ 11月1日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
尖閣周辺では日本の海上保安庁巡視船と中国「海警」の大型船舶とが一触即発の状態で睨みあっている。圧倒的に脆弱で不利な日本の国境警備態勢。最強のパンチ力を持つが打たれ弱いアメリカvs空前の打たれ強さの中国というのが現在の構図である。歴史的には、対ソ戦略として中国を台頭させたのはアメリカだった。冷戦後の競争相手は日本というのが米中対立前のアメリカの方針。米中対立は、米中貿易摩擦→米中金融戦争→仮想通貨(ドル覇権の死守)→アメリカ技術覇権の防衛という流れにある一方で、アメリカの金融界は中国を最大のお得意様としているという複雑な関係。
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大石 泰史
(おおいし やすし)
静岡市文化財保護審議会委員・浜松城跡保存活用検討会委員
1965年生まれ。東洋大学文学部卒。東洋大学大学院修士課程修了。
現在、博物館展示プランニングを提案する大石プランニング主宰。
著書:『今川氏滅亡』(角川選書、2018)/『井伊氏サバイバル500年』(星海社新書、2017)
編著書:『今川氏年表』(高志書院、2017)/『今川氏家研究の最前線』(洋泉社新書、2017)/『全国国衆ガイド〝戦国の地元の殿様〟たち』(星海社新書、2015)、
編集史料集:『戦国史研究会史料集5 井伊直政文書集』(戦国史研究会、2017)/『戦国遺文』今川氏編 第1~5巻(東京堂出版、2010~2015)
大島 幸治
(おおしま こうじ)
防衛大学校講師
慶應義塾大学経済学部卒業、慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了。博士(経済学)。実践女子大学他非常勤講師。著書に『アダム・スミスの道徳哲学と言語論』(御茶の水書房)他、共訳書『ロンドンのドイツ人』(御茶の水書房)、論文多数。
漆原 徹
(うるしはら とおる)
本学教授・日本古文書学会理事
慶應義塾大学文学部史学科卒業 同大学院修士課程 博士課程修了
慶應義塾大学文学博士(史学)
山脇学園短期大学教授・図書館長を経て現職
武蔵野大学文学部教養教育部会・文学研究科教授 慶應義塾大学・日本女子大学講師
東京都港区文化財保護審議委員 西東京市文化財保護審議委員
日本古文書学会理事
【学外サイト】
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