講座番号 | 0501012 |
期間 | 2023年4月12日 ~ 2023年6月7日 |
回数 | 3回 |
曜日 | 水 |
時間 | 10:00~11:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 7,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
『奥の細道』は、日本古典のなかでもとくに有名な、現代においても人気の高い芭蕉の紀行文です。元禄2年(1689)に深川を出発し、日光・奥州・出羽・北陸路を行き、岐阜の大垣で結ばれた芭蕉の5ヶ月の旅は、その数年後に、何度も何度も推敲が重ねられて『奥の細道』という作品になりました。歌枕(昔の和歌で詠まれた名所)や旧跡を巡り、西行や義経ら歴史上の人物たちと魂を通わせながら辿る芭蕉の旅路は、時空を超えた旅でもあるといってよいでしょう。じつは『奥の細道』には、全編を通して読んでゆくことによって初めて見えてくる面白さもあるのです。最新の研究成果をふまえながら、芭蕉の旅を一緒に味わってみませんか。
(参考図書)『新版 おくのほそ道』角川ソフィア文庫 潁原退蔵・尾形仂 836円(税込み)
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2023/04/12 | ①芭蕉と『奥の細道』 |
第2回 | 2023/05/17 | ②『奥の細道』の成立について |
第3回 | 2023/06/07 | ③『奥の細道』の冒頭を読んでみよう |
永田 英理
(ながた えり)
本学非常勤講師
武蔵野大学・白百合女子大学非常勤講師。早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。専門は俳文学で、松尾芭蕉の俳諧や俳論を研究している。著書『蕉風俳論の付合文芸史的研究』(ぺりかん社、2007年)、共著『連歌辞典』(東京堂出版、2010年)、『奥のほそ道』解釈事典―諸説一覧』(東京堂出版、2003年)など。共著に、佐藤勝明・永田英理・玉城司『元禄名家句集略注 椎本才麿篇』(新典社、2021年)がある。
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