講座番号 | 0507009 |
期間 | 2023年5月10日 ~ 2023年8月8日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 4.5時間(30分×9回) |
定員 | - |
一般料金 | 5,400円 |
会場 | Web視聴 |
平安時代の日記文学『蜻蛉日記』を読んだ経験は、おありでしょうか。高校の教科書にも部分的に採用されたり、大学入試問題などでも採用されたりしていますが、通読した方は意外にも少ないのではないかと思います。『蜻蛉日記』は、藤原兼家という、格も段違いの貴族と結婚した、藤原道綱母(倫寧女)の、結婚生活に一喜一憂する姿が、ありありと描写された作品です。お話のメインは結婚生活なのですが、その端々には貴族の生活や、当時の慣習や習俗的なことなど、さまざまなことが窺えます。この講義では、『蜻蛉日記』を読みながらも、その端々を彩る当時の様々な慣習にも目を向けて、広く読み解いていきたいと考えております。
①父の陸奥国下向(新編日本文学全集 p.96~98)
②国司の下向について(第1回の補足内容) 夫兼家、別の女性とも結婚する(新編日本古典文学全集 p.99~115)
③第2回の続き(町の小路の女 に関する場面) 姉との離別(新編日本古典文学全集 p.101~103)
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深澤 瞳
(ふかさわ ひとみ)
本学非常勤講師
大妻女子大学大学院を経て、現在は武蔵野大学、大妻女子大学他で兼任講師。
◎「『狭衣物語』の土忌ー飛鳥井の君失踪譚の背景としてー」(倉田実編『王朝人の婚姻と信仰』森話社、2010年)
◎「『蜻蛉日記』の火災記事と火災占」(小嶋菜温子編『王朝びとの生活誌』森話社、2013年3月)
◎「京都大学人文科学研究所所蔵『天地瑞祥志』第十六翻刻・校注 ――「月令」(二)」(『武蔵野大学日本文学研究所紀要』7号、2019年2月)
など。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー