講座番号 | 0507016a |
期間 | 2023年6月7日 ~ 2023年8月22日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 1.5時間(30分×3回) |
定員 | - |
一般料金 | 1,800円 |
会場 | Web視聴 |
2023年の大河ドラマは徳川家康が主人公で、彼が晩年に天下人となったこと、またそこまでの過程が波瀾万丈だったことも多くの人に知られています。
今回の講座では、現在残されている家康関係の古文書を駆使し、三方ヶ原合戦までの家康の実像を追究します。この時代の家康は、織田氏あるいは今川氏の「人質」として生活していた少年期と、今川氏に従属していた段階、桶狭間合戦後に独立し、一向一揆を鎮圧して戦国大名へと転化していった血気盛んな青年期に区分されます。
そのような家康を理解するために、まずは時代背景として彼が誕生する以前の三河から話を始め、隣国の尾張織田氏や駿河今川氏との関係性を提示します。とりわけ今川氏の許での家康に関して詳細に示しつつ、最後に甲斐武田氏との激突までを具体的に検証します。その際には最新の研究成果を紹介しながら、彼が生きた戦国時代の理解を深めていきたいと考えています。
このほか丁寧に古文書を読み解くことで、家康だけでなく、この時代に生きた武将たちの〝本当の姿〟をも浮かび上がらせ、より楽しく戦国時代の理解に繋げたいと思います。
講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(90分あたり200円)の追加有料となります。
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大石 泰史
(おおいし やすし)
静岡市文化財保護審議会委員・浜松城跡保存活用検討会委員
1965年生まれ。東洋大学文学部卒。東洋大学大学院修士課程修了。
現在、博物館展示プランニングを提案する大石プランニング主宰。
著書:『今川氏滅亡』(角川選書、2018)/『井伊氏サバイバル500年』(星海社新書、2017)
編著書:『今川氏年表』(高志書院、2017)/『今川氏家研究の最前線』(洋泉社新書、2017)/『全国国衆ガイド〝戦国の地元の殿様〟たち』(星海社新書、2015)、
編集史料集:『戦国史研究会史料集5 井伊直政文書集』(戦国史研究会、2017)/『戦国遺文』今川氏編 第1~5巻(東京堂出版、2010~2015)
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー