講座番号 | 0550728e |
期間 | 2023年4月19日 ~ 2023年7月25日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 1.5時間(30分×3回) |
定員 | - |
一般料金 | 1,800円 |
会場 | Web視聴 |
浄土真宗の宗祖として著名な親鸞は、20世紀以降、宗派を超えた国民的な高僧となる。明治の哲学者である清沢満之から、戦後日本を代表する思想家である吉本隆明まで、親鸞に学び、その教えを自身の生き方の規準にした人物は、数知れない。なぜ、いかにして、親鸞は多くの日本人にとってのカリスマのような存在と化したのか。明治期に「再発見」された『歎異抄』の意義や、倉田百三の『出家とその弟子』のベストセラー化を契機として起きた大正期の「親鸞ブーム」の内実などについて解説しながら、「近代以降の日本人にとって親鸞とは何か?」という問いを広く深く解き明かす。
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碧海 寿広
(おおみ としひろ)
本学教授
1981年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。龍谷大学アジア仏教文化研究センター博士研究員を経て現職。専門は近代仏教研究。
著書に『近代仏教のなかの真宗』(法藏館 2014)、『入門 近代仏教思想』(ちくま新書 2016)、『仏像と日本人』(中公新書 2018)、『科学化する仏教』(角川選書 2020)、『考える親鸞』(新潮選書 2021)など。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー