講座番号 | 0550729a |
期間 | 2023年4月19日 ~ 2023年7月25日 |
回数 | − |
曜日 | |
時間 | 1.5時間(30分×3回) |
定員 | - |
一般料金 | 1,800円 |
会場 | Web視聴 |
ドイツの貴族社会とも交わることのあった?外青年期の留学経験を三島由紀夫が羨んだというエピソードが残っていますが、?外は帰朝後も長きにわたって国際社会の情勢に目を光らせていました。日露戦争凱旋後、雑誌「スバル」で長期連載を開始したのが「椋鳥通信」という、世界の最新動向を幅広く翻訳速報した情報コラムです。その内容は文化情報に留まらず、たとえば放射能、エネルギー、国際紛争、地政学上の動向などを含み、3.11やウクライナ情勢など今日を生きる私たちの重要課題に直結するトピックが見事にフォロー・アップされています。現代社会の基礎が築かれた時代を、当代きっての知の巨人がどのように視ていたか、紹介していきます。
<参考図書>(購入をご希望者される方は、ご自身でご購入ください)
?外「椋鳥通信」全人名索引/ 山口徹 著(翰林書房)(2011年10月)
8,360円(税込み)
講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(90分あたり200円)の追加有料となります。
講座資料(レジュメ)のみでのお申込みは、ご遠慮ください。
※紙資料郵送ご希望の方は、
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山口 徹
(やまぐち とおる)
相模女子大学教授 森鷗外記念会会員(評議員)
早稲田大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学助手、青山学院大学女子短期大学非常勤講師、弘前大学人文学部講師・准教授を経て現職。
著書に『鷗外「椋鳥通信」全人名索引』(翰林書房、2011)、共著に『〈国語教育〉とテクスト論』ひつじ書房 2009年)、『官立弘前高等学校資料目録 北溟の学舎の資料群』(弘前大学出版会、2009)、『日本近代文学館所蔵太宰治自筆資料集』(オンライン版解説 J-DAC 2014年)、『文京区立森鷗外記念館所蔵森鷗外宛書簡集2〈あ~い〉編)』(2019)など。論文に「鷗外『青年』における青年像―時代思潮と古典解釈融合の試み―」(「国語と国文学」2016年5月)、「鷗外「妄想」周辺-ファウスト受容と作品生成」(「鷗外」2018年3月)など。森鷗外を中心に、内田百閒、佐藤春夫、太宰治など、ロマン主義的な傾向を示す作家について関心を持ち研究を進めている。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー