講座番号 | 0501004 |
期間 | 2023年4月6日 ~ 2023年6月8日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 木 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 12,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
『無門関』は南宋時代、無門慧開によって編集された公案集で、その一話一話が、公案と評釈と頌の三つから構成されて、都合48の公案が集められています。百則の公案が集められた『碧巌録』が様々な資料をもとに詳しく説明されているのとは異なり、一話の内容もかなり短編で、きわめて簡潔なスタイルです。古来「古鏡照心」のための禅籍とされ、学問的な読み方ではなく実践的読み方で紐解くべきだと言われています。第一の「趙州狗子」の公案は「無字の公案」と呼ばれて、見性体験と深く結びついていることは周知のとおりです。今回はそれぞれの公案の出典を調べて、それらが元々とどういう文脈の中にあったのかを探り、公案の意味を突き止めたいと思います。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2023/04/06 | ①第四十則 趯倒浄瓶 第四十一則 達磨安心 |
第2回 | 2023/04/20 | ②第四十二則 女子出定 第四十三則 首山竹箆 |
第3回 | 2023/05/11 | ③第四十四則 芭蕉拄杖 第四十五則 他是阿誰 |
第4回 | 2023/05/25 | ④第四十六則 竿頭進歩 第四十七則 兜率三関 |
第5回 | 2023/06/08 | ⑤第四十八則 乾峯一路 (進度による調整あり) |
須山 長治
(すやま ちょうじ)
元本学非常勤講師・駒澤大学禅研究所研究員
早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程単位修得満期退学。文学修士。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー