講座番号 | 0501005 |
期間 | 2023年4月4日 ~ 2023年5月23日 |
回数 | 4回 |
曜日 | 火 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 10,000円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
『風姿花伝』は応永七年(1400年)から応永二十五年(1418年)にかけて、世阿弥が三十七、八歳から四十五、六歳にかけて著した、能楽論であり芸術論であります。前編では能の稽古のあり方、能の登場人物、演技・演出の基本を扱いましたが、後編では、能楽の歴史についての諸説、大和猿楽、近江猿楽、田楽諸座の活動を説き、さらに作品論、演技論、演者論、観客論について、より踏み込んだ、具体的な説明を展開しています。
そこから、現代の能はもちろん、他ジャンルの現代の演劇や音楽にも共通する普遍的な教えを読み取ることができます。
前編同様、原文と現代語訳とを併記したテキストを当方で用意します。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2023/04/04 | ①第四 神儀云――能楽のルーツを探る |
第2回 | 2023/04/18 | ②第五 奥儀讃嘆云――観客の支持を得るためには? |
第3回 | 2023/05/09 | ③第六 花修云――能の脚本論・演技論・演者論 |
第4回 | 2023/05/23 | ④第七 別紙口伝――「花」とは何か。秘伝を具体的に説く |
羽田 昶
(はた ひさし)
本学客員教授・元本学能楽資料センター長
1939年(昭和14)東京生。國學院大學文学部卒。海城高等学校・開成高等学校教諭、東京国立文化財研究所芸能部研究員、室長を経て、2000-2010年(平成12-22)武蔵野女子大学(武蔵野大学)教授。その間、2002年(平成14)より同大学能楽資料センター長。現在、武蔵野大学客員教授、同大学能楽資料センター研究員。専攻は能・狂言を中心とする演劇研究。観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。
著書(共著)に『狂言・鑑賞のために』(1974、保育社)、『能・本説と展開』(1977、桜楓社)、『能の作者と作品』(1987、岩波書店)、『能の囃子事』(1990、音楽之友社)、『能楽大事典』(2012、筑摩書房)、『昭和の能楽 名人列伝』(2017、淡交社)ほか。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー