講座番号 | 0501030 |
期間 | 2023年8月23日 ~ 2023年10月18日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 水 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 12,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
召還された年の神無月、源氏は桐壷院追善の法華八講を主催。翌春、朱雀帝譲位冷泉帝即位、東宮元服立坊、源氏も内大臣となり冷泉体制を一門で固めた。三月「かしこき筋にもなるべき」明石の姫君誕生、源氏は「よしある受領」達に命じ二条邸東院を改築。姫君の話を聞くも紫の上は「われはわれ」と思い沈む。藤壺准太上天皇に。八月、権中納言・兵部卿の姫入内の聞え、語り手は源氏の対応に気をもむ。源氏は御願果しに住吉神社へ、世の中ゆするほどの美々しい一行を遠目にみた明石の方は、身の程を嘆き、上洛を促されるも姫君のゆく末も「数ならぬさま」にと不安をつのらせる。斎宮帰京。発病、出家した六条御息所は斎宮のゆく末を「ことに触れて数まへ」と源氏に懇請し病没。源氏は朱雀院の前斎宮思慕を想いつつも藤壺に相談「かの御遺言をかこち」て「参らせよ」の言質を得て二条邸に斎宮を迎える。語り手は見聞するままに源氏・明石の方・紫の上の生きた声・生きた運命、ゆく末、時代相を感想批評を交えつつ紡ぐ。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2023/08/23 | ①「澪標」を読む |
第2回 | 2023/09/06 | ②「澪標」を読む |
第3回 | 2023/09/20 | ③「澪標」を読む |
第4回 | 2023/10/04 | ④「澪標」を読む |
第5回 | 2023/10/18 | ⑤「澪標」を読了 |
【必携テキスト】
『新潮日本古典集成 源氏物語三(新装版)』新潮社2,640円(税込み)
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
深澤 邦弘
(ふかざわ くにひろ)
元本学教授
早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了、文学修士。
都立三鷹高等学校、立川高等学校、昭和高等学校教諭 2006年3月武蔵野大学文学部教授退職。
専攻は中世文学・国語教育。著書に『平家物語における「生」』新典社研究叢書170、
『青桐─もの一詞いはん─』編著 新典社(2014年4月)など。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー