講座番号 | 0507027 |
期間 | 2023年8月9日 ~ 2023年11月28日 |
回数 | 2回 |
曜日 | |
時間 | 3時間(30分×6回) |
定員 | - |
一般料金 | 3,600円 |
会場 | Web視聴 |
『枕草子』の「日記的章段」と呼ばれる部分からは、作者清少納言の日常生活が垣間見えます。長徳四年(998)夏、中宮定子が五月の御精進をしていたとき、つれづれをまぎらわそうと、清少納言と同僚の女房たちは田舎へほととぎすの声を聞きに出かけます。定子のおじ高階明順の別荘で田舎風に歓待され、大いに楽しんだあと、さて目的のほととぎすの歌を詠まなくては、ということになるのですが、なかなかうまくいきません。当時、どこかに出かけたら歌を詠む、というのは常識だったのですが…。「歌を詠むのは苦手」であったとされる清少納言について、他の章段も参照しながら、じっくりと読んでみたいと思います。
①「五月の御精進のほど」 1
②「五月の御精進のほど」 2
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稲垣 智花
(いながき ちか)
本学非常勤講師
早稲田大学大学院博士課程修了。武蔵野大学非常勤講師。跡見学園女子大学非常勤講師。専門分野は、中古中世の物語・歴史物語。共編著書に、『常用 源氏物語要覧』(武蔵野書院)。論文に、『新時代への源氏学第3巻 関係性の政治学2』所収「解釈行為の政治学―「夕霧」―」(竹林舎)、『歴史物語講座第3巻 大鏡』所収「大鏡の思想」(風間書房)ほか。
【学外サイト】
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