講座番号 | 0550742 |
期間 | 2023年7月26日 ~ 2023年10月24日 |
回数 | 5回 |
曜日 | |
時間 | 7.5時間(30分×15回) |
定員 | - |
一般料金 | 7,200円 |
会場 | Web視聴 |
こちらは、【オムニバス仏教講座】 基礎から学ぶ日本仏教の祖師たち
0550742a【Web視聴】伝教大師最澄の目指した仏教
0550742b【Web視聴】弘法大師空海を識る
0550742c【Web視聴】浄土宗―法然上人の生涯と教え―
0550742d【Web視聴】浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の生涯とその教え
0550742e【Web視聴】道元禅師の生涯と教え
全5回お申込みのページです。
日本仏教の各宗派をひらいた祖師たちについて、その生涯と教えの概要を学ぶ連続講座です。
各分野の専門家がわかりやすく、そして興味深く,お話しくださいます。連続で受講されると日本仏教の基礎が理解できるかと思います。
0550742a【Web視聴】伝教大師最澄の目指した仏教
講師:大正大学特任准教授・天台宗如意輪寺住職/木内 堯大
時間:1.5時間(30分×3)
概要:2021年は、日本に天台宗を開いた伝教大師最澄が亡くなって、ちょうど1200年にあたります。最澄は同時代の空海や鎌倉仏教の祖師達と比べると、地味で真面目な努力家という印象をもっている方が多いのではないでしょうか。しかし、最澄は仏教者の中で最も革新的な人物の一人であり、仏教界の常識をくつがえし、今日の日本仏教の方向性を定めた存在と言えるのです。本講座では、最澄の生涯と教えを振り返りながら、最澄が育てたかった人材、最澄が目指した新しい仏教のあり方についてお伝えしたいと思います。また、なぜ天台仏教は総合仏教と言えるのか、鎌倉仏教の祖師達が比叡山から生まれたのはなぜかという点についても触れていこうと思っています。
<参考図書>
『日本人のこころのことば 最澄』多田孝正・木内堯大(創元社)(2012年4月)1,320円(税込)
0550742b【Web視聴】弘法大師空海を識る
講師:大正大学教授・真言宗豊山派総合研究院宗学研究所研究員・真言宗豊山派延命密院住職/堀内 規之
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
平安時代初期に活躍された弘法大師空海(七七四~八三五)は、中国に渡り、恵果和尚から真言密教を授かり、それを日本に伝えました。香川の善通寺、京都の東寺、和歌山の高野山金剛峯寺、さらには四国八十八ケ所霊場と、今日に至るまで弘法大師に思いを寄せる多くの方々が、参拝・巡礼をおこなっています。長きにわたって人々から「お大師様」と慕われてきた弘法大師のご生涯を概観し、さらには弘法大師が何を目指されていたのか、そしてどのように行動されたのかを考察していきたいと思っております。
0550742c【Web視聴】浄土宗―法然上人の生涯と教え―
講師:大正大学教授・浄土宗慶岸寺住職/林田 康順
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
今から850年前、承安5年(1175年)春3月、法然上人は、お念仏をお称えすることによって必ず浄土往生が叶うという確信を得られ、浄土宗を立教開宗されました。本講座では、浄土宗祖・法然上人の生涯と教えについて、初心者の方にも分かりやすいようにお伝えします。特に、①阿弥陀さま(無量寿仏・無量光仏―量り知れない寿命と救済の働き―)、②お念仏(勝易念仏―すごい・かんたんお念仏―)、③お浄土(倶会一処―先立たれた大切な方とのお浄土での再会―)という教えの三本柱を中心にお話します。多くの方のご参加をお待ちしております。
<参考図書>
『青春新書 図説あらすじでわかる! 法然と極楽浄土』林田康順(監修)(青春出版社)(2011年3月)1,246円(税込)
0550742d【Web視聴】浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の生涯とその教え
講師:本学教授/前田 壽雄
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
2023年に、御誕生850年を迎える浄土真宗の宗祖・親鸞聖人(1173-1262)は何を説き、いかに生きたのでしょうか。親鸞聖人の主著であり、浄土真宗の根本聖典である『顕浄土真実教行証文類』(『教行信証』)には、浄土真宗の教義体系が組織的に示されています。その締めくくりには「後序」と呼ばれる文があります。この「後序」を読み解くことによって、激動の90年の生涯の中で、親鸞聖人自身が語った出来事の意味をたずねるとともに、浄土真宗とは何かを考えてゆきます。
0550742e【Web視聴】道元禅師の生涯と教え
講師:本学非常勤講師・大安寺(曹洞宗)徒弟/久松 彰彦
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
道元禅師(1200~1253)は比叡山で出家した後、禅門に入ります。そして中国で生涯の師となる人(如浄禅師)と出会い、日本に帰ってからは坐禅修行の実践を続けて後進の育成にも力を注ぎました。執筆も熱心に行われ、『正法眼蔵』『学道用心集』『普勧坐禅儀』など多くの著述があります。坐禅を中心にした修行を重んじた道元禅師の宗風は「只管打坐」と称されます。ただ、坐禅だけが修行なのではなく、日常の挙動、食事の所作なども修行です。こうした生活規範は禅では「清規」と呼ばれ、道元禅師も多くの清規を書き残しています。膨大な情報にさらされる今日、腰を据えて何かをしたり、まして自分を見つめるということは難しくなってきています。道元禅師の教えから、より善く生きるヒントを学んでみましょう。
<参考図書>
『構築された仏教思想 道元 仏であるがゆえに坐す』石井清純(佼成出版)(2016年1月)1,540円(税込)
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※紙資料郵送ご希望の方は、
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木内 堯大
(きうち ぎょうだい)
大正大学特任准教授 天台宗如意輪寺住職
1974年、東京都生まれ。
早稲田大学第一文学部卒。大正大学大学院博士後期課程修了。
現在、大正大学仏教学部特任准教授。博士(仏教学)。天台宗如意輪寺(東京都墨田区)住職。
専門 日本天台の思想と文化
著書 『日本人のこころのことば 最澄』(共著、創文社)、『天台仏教の教え』(共著、大正大学出版会)、最澄「守護国界章」全訳註上巻(単著、宗教工芸社)他。
堀内 規之
(ほりうち のりゆき)
大正大学仏教学部教授・大正大学大学院仏教学研究科長 真言宗豊山派総合研究院宗学研究所研究員 真言宗豊山派延命密院住職
受賞 日本密教学会賞
豊山教学振興会賞
著書 『済暹教学の研究』
論文 「仁和寺教学圏について」『日本佛教学会年報』84号
春秋社『初期密教』第四章2「空海以前の修法と法会 -虚空蔵求聞持法と悔過法会-」
豊山派『新編 真言宗諸経要集解説』「般若心経秘鍵」現代語訳と解説
その他、多数
林田 康順
(はやしだ こうじゅん)
大正大学教授
1965年生まれ、慶應義塾大学法学部法律学科卒業、大正大学大学院単位取得満期退学、芝中学校・高等学校講師等を経て、大正大学教授、同仏教学部長、東洋大学大学院非常勤講師、記主禅師研究所所長、浄土宗総合研究所研究員、三康文化研究所研究員、知恩院浄土宗学研究所嘱託研究員、大本山増上寺布教師、大本山光明寺布教師、慶岸寺住職など。日本印度学仏教学会賞(平成14年)。『なむブックス⑬〈私〉をみつめて―法然さまのやさしい教え―』(浄土宗出版室)、『青春新書 図説あらすじでわかる! 法然と極楽浄土』(青春出版社)、『浄土宗の常識』(朱鷺書房、共著)など、著書・論文多数。
前田 壽雄
(まえだ ひさお)
本学教授
龍谷大学大学院文学研究科博士課程真宗学専攻単位取得。浄土真宗本願寺派宗学院卒業。
龍谷大学非常勤講師、浄土真宗本願寺派総合研究所上級研究員を経て、現在、本学通信教育部人間科学部教授。
著書に『「ただ念仏」の教え―法然聖人から親鸞聖人へ―』(探究社)、『仏事Q&A 浄土真宗本願寺派』(国書刊行会)、『書いて味わう讃仏偈 重誓偈』(本願寺出版社)他。
久松 彰彦
(ひさまつ しょうげん)
本学非常勤講師・曹洞宗総合研究センター教化研修部門研究生・大安寺(曹洞宗)徒弟
東京大学人文社会系研究科修了(宗教学)
曹洞宗総合研究センター教化研修部門研修部修了
武蔵野大学非常勤講師
【学外サイト】
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