講座番号 | 0550743d |
期間 | 2023年7月26日 ~ 2023年10月24日 |
回数 | 1回 |
曜日 | |
時間 | 1.5時間(30分×3回) |
定員 | - |
一般料金 | 1,800円 |
会場 | Web視聴 |
1927年(昭和2年)3月、芥川は小説「河童」を雑誌「改造」に発表した。河童」は「ガリバー旅行式のもの」として短期間に仕上げられた。その4カ月後の7月24日に芥川は自殺している。河童社会での出産、遺伝、恋愛、家族制度、資本主義・社会主義、ジャーナリズム、国家主義、戦争、人口問題、法律・刑罰、芸術至上主義(音楽・詩)、宗教(近代教・生活教)、偶像崇拝、平和、心霊術など「僕」の見聞・体験話は多岐にわたる。『河童』における作者の視点はいずれも現代にあっても示唆に富んでいる。併せて最晩年の芥川個人が直面していた私的問題に触れたい。
講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(200円)の追加有料となります。
講座資料(レジュメ)のみでのお申込みは、ご遠慮ください。
※紙資料郵送ご希望の方は、
詳細ページよりお申込みください。
竹田 日出夫
(たけだ ひでお)
本学名誉教授・日本現代詩人会員
1935年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。文学修士。武蔵野大学名誉教授。日本現代詩人会員、日本文芸家協会員、パレスティナ難民支援NGO「地に平和」会員。
著書・編著に『渇仰と復活の挿画』、『現代社会の暴力と詩人』、『中原中也・立原道造』ほか。詩集に『フィレンツェのムンク』、『地中海から』、『パレスティナから』ほか。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー