講座番号 | 0550743e |
期間 | 2023年7月26日 ~ 2023年10月24日 |
回数 | 1回 |
曜日 | |
時間 | 1.5時間(30分×3回) |
定員 | - |
一般料金 | 1,800円 |
会場 | Web視聴 |
芥川龍之介には「金春会の『隅田川』」という、名人櫻間弓川の舞台を見ての観能記があります。芥川は能をさほど多く見たとは思われませんが、この観能記は素直に謙虚に感想を述べつつも、対象(演目と演者と観客)を的確にとらえた、すぐれた鑑賞文になっています。
一方、芥川は、歌舞伎は見なれていたらしく、劇評を何編か書いています。このほうは、芥川一流のエスプリとユーモアをたたえた文章です。それらを読みながら、大正期の能と歌舞伎に思いを馳せることにします。
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羽田 昶
(はた ひさし)
本学客員教授・元本学能楽資料センター長
1939年(昭和14)東京生。國學院大學文学部卒。海城高等学校・開成高等学校教諭、東京国立文化財研究所芸能部研究員、室長を経て、2000-2010年(平成12-22)武蔵野女子大学(武蔵野大学)教授。その間、2002年(平成14)より同大学能楽資料センター長。現在、武蔵野大学客員教授、同大学能楽資料センター研究員。専攻は能・狂言を中心とする演劇研究。観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。
著書(共著)に『狂言・鑑賞のために』(1974、保育社)、『能・本説と展開』(1977、桜楓社)、『能の作者と作品』(1987、岩波書店)、『能の囃子事』(1990、音楽之友社)、『能楽大事典』(2012、筑摩書房)、『昭和の能楽 名人列伝』(2017、淡交社)ほか。
【学外サイト】
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