講座番号 | 0501055 |
期間 | 2023年10月12日 ~ 2023年12月21日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 木 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 12,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
『寒山詩』は典型的な隠者文学だろうと思って読むと、肩透かしを食らう。隠者とは俗世間から離れて山野などにひっそりと隠れ住み、およそ我々の悩みなどとは無縁な世界にいる者のことである。ところが、寒山は過去にこだわり、故郷を夢に見る。愁え多く多感。ときには憔悴し、またこれでいいのかと自分を責めたりもする。あの絵画で見るような洒脱軽妙のにこやかなところや神秘的なところなどどこをさがしても見当たらない。
現代に伝わる三百十数編の作品に共通するのは、只一つ寒山の「人間臭さ」であり、部立を設けて分類するのも難しい。ここに取り上げた作品も一つ一つ別々なもので作品ごとに味わう必要がある。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2023/10/12 | ①詩体は、ほぼ五言の楽府に近い古詩。 |
第2回 | 2023/10/26 | ②作品は選択するが、一回に二首か三首。 |
第3回 | 2023/11/09 | ③それぞれ出典を交えて解説する。 |
第4回 | 2023/12/07 | ④それぞれ出典を交えて解説する。 |
第5回 | 2023/12/21 | ⑤それぞれ出典を交えて解説する。 |
須山 長治
(すやま ちょうじ)
本学元非常勤講師・駒澤大学禅研究所研究員
早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程単位修得満期退学。文学修士。
【学外サイト】
公開講座のセカンドアカデミー