0501061 『源氏物語』宇治十帖の総角(あげまき)巻を読む  

受付中

講座概要

講座番号 0501061
期間 2023年10月30日 ~ 2023年12月18日
回数 4回
曜日
時間 15:00~16:30
定員 40 名
一般料金 10,000円
会場 三鷹サテライト教室

内容

八月二十日頃、八の宮の一周忌の法事の準備を手伝うために宇治に訪れた薫は、八の宮の大君(長女)と一晩語り明かします。この時大君は、自分が深く薫に心惹かれていることを自覚し、また亡き父宮も自分が薫と結ばれることを願っていたことさえ思い出していながら、自分は独身を通し、まだ若い盛りで美しい妹の中の君を薫と結婚させ、人並な幸せを味あわせてやりたいと決意します。しかし薫は、かねて中の君に思いを寄せていた匂宮と中の君を結婚させるのですが、匂宮の宇治への訪れは間遠で、中の君の結婚は不幸な結果になったと思い込んだ大君は心労のあまり病臥し、薫に看取られながら息を引き取ります。

スケジュール

  日程 内容
第1回 2023/10/30 ①大君と薫の心の通い合い
第2回 2023/11/13 ②匂宮と結ばれる中の君
第3回 2023/11/27 ③男性不信を深める大君
第4回 2023/12/18 ④薫に看取られながら息を引き取る大君

教材

【必携テキスト】
新潮日本古典集成 源氏物語 七
石田穣二 清水好子
1982年 定価 3,520円(税込)
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。

講師

藤原 克己 (ふじわら かつみ)
東京大学名誉教授・紫式部学会会長・博士(文学)
東京大学大学院博士課程中退。岡山大学教養部講師、神戸大学文学部助教授、東京大学文学部教授、武蔵野大学文学部特任教授を歴任。博士(文学)。著書に『菅原道真と平安朝漢文学』(東京大学出版会)、『菅原道真 詩人の運命』(ウェッジ選書)、共著に『改訂新版 日本の古典――古代篇』(放送大学教育振興会)、『源氏物語 におう・よそおう・いのる』(ウェッジ選書)、『2008年パリ・シンポジウム 源氏物語の透明さと不透明さ』(青簡舎)、論文に「源氏物語とクレーヴの奥方」(柴田元幸編『文字の都市』東京大学出版会)などがある。


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