講座番号 | 0501063 |
期間 | 2023年10月11日 ~ 2023年12月13日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 水 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 12,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
後漢(AD25年~220年)の詩には二つのポイントがある。また、形式が多様であり、自由な意志や感情がそのまま表現されている。人間関係も様々であり比喩表現も見事である。季節感や何かに気持ちを託す表現は唐詩の先駆けでもある。
一に「楽府(がふ)」がポイントである。楽府とは、歌謡を採集し新たな歌詞と共に音律を整えた官署である。そこから新詩体が成立し、流行した。これが「楽府」である。
祭祀歌、人生、戦争、生活苦、恋情などをテーマとし、無名の作者の佳作が多い。
二に、「古詩十九首」を始めとする無名氏の「古詩」の類である。”十九首”は古詩の初めとされ、五言詩の最上と称され、影響は大きい。また、古詩から截(せつ)絶(切りとる)したような古絶句(四句)もあり、多彩な詩群は読み応えがある。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2023/10/11 | ①楽府と古詩十九首 |
第2回 | 2023/10/25 | ②楽府と古詩十九首 |
第3回 | 2023/11/15 | ③楽府と古詩十九首 |
第4回 | 2023/11/29 | ④古詩十九首と古絶句 |
第5回 | 2023/12/13 | ⑤古詩十九首と古絶句 |
小笠原 博慧
(おがさわら ひろとし)
元國學院大學講師
1941年生まれ。1965年、私立高校教諭(漢文)。1974年、公立高校教諭(国語)。1994年、武蔵野女子学院高校教頭。1999年、同中学・高校校長。その間1975年、國學院大學講師(漢文学)。1982年、市立大月短期大学講師(文学、日本語)。1988年、武蔵野女子大学講師(仏教学、日本仏教史)。同大学仏教文化研究所所員。1988年、福泉寺住職。
【学外サイト】
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