講座番号 | 0501069 |
期間 | 2023年10月13日 ~ 2023年12月1日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 金 |
時間 | 10:00~11:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 12,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
弘法大師空海によりもたらされた真言宗は、時代とともに幅広い階層の崇敬を受け、多様な発展を遂げました。今日に続く古義真言宗と新義真言宗の諸教団ですが、最初の分化は平安院成期から鎌倉時代に見られ、いずれも空海の教義に依りながら、各々が固有の教説のもとで教団を形成し教線を拡げました。そこで今回は、古義真言宗(高野山、東寺、醍醐寺、仁和寺等)と対照される新義真言宗に目を向け、その始祖とされる覚鑁、新義の教説を形作った頼瑜が、教学と教団を育む拠点とした紀伊国根来寺を通して、同寺を祖山、智積院・長谷寺を本山とする新義真言宗の教団の足取りを、鎌倉時代から江戸時代にわたりたどりたいと思います。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2023/10/13 | ①新義真言宗と古義真言宗 |
第2回 | 2023/10/27 | ②覚鑁と頼瑜-教説と本寺- |
第3回 | 2023/11/10 | ③根来寺の発展 |
第4回 | 2023/11/24 | ④秀吉と根来寺焼亡 |
第5回 | 2023/12/01 | ⑤根来寺再建と新義教団の再編 |
永村 眞
(ながむら まこと)
日本女子大学名誉教授・東大寺学術顧問
熊本県生れ、早稲田大学政治経済学部経済学科卒、同大学院文学研究科博士課程中退、東京大学史料編纂所助手・助教授、日本女子大学文学部助教授・教授を経て日本女子大学名誉教授。文学博士(早稲田大学)、第23回角川源義賞、第55回密教学術賞を受賞。著書に『中世東大寺の組織と経営』、『中世寺院史料論』、『中世醍醐寺の仏法と院家』、編著に『醍醐寺の歴史と文化財』、『中世の門跡と公武権力』、『中世寺院の仏法と社会』等がある。
【学外サイト】
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