講座番号 | 0507040 |
期間 | 2023年10月25日 ~ 2024年1月30日 |
回数 | 5回 |
曜日 | |
時間 | 7.5時間(30分×15回) |
定員 | - |
一般料金 | 7,200円 |
会場 | Web視聴 |
こちらは、連続講座 人物史―徳川家康の生涯―
0507040a 【Web視聴】徳川家康の文書 中世の「書札礼」を知ろう
0507040b 【Web視聴】今川時代の家康 従属国衆から独立へ
0507040c 【Web視聴】信長時代の家康 対武田関係における家康と信長
0507040d 【Web視聴】秀吉時代の家康
0507040e 【Web視聴】大御所時代の家康
全5回のお申込みのページです。
2023年の大河ドラマは徳川家康が主人公で、これまで3回にわたって政治・経済・信仰面から、あるいは関連人物などから彼の実像を浮き彫りにしてきました。しかし、彼の生涯についてはこれまで通覧していませんでした。
そこで今回は、彼の生涯について改めて見直したいと思いますが、まずは平安時代末期に端を発する「中世」という時代の最末期に生まれた家康の、生涯を通じて彼の発信した文書について紹介していきます。
その一方で「家康の生涯」を顧みると、彼が主に関わった人物で時代を区切ることが可能となります。今川氏と関わった少年~青年期、織田氏と関わった青年~壮年期、秀吉と関わった壮年~晩年期がそれにあたり、それ以降は駿府に居住した大御所時代に区分できます。
最新の研究成果に基づきながらこれらの時代区分に併せ、家康の生涯を丹念に追っていきたいと思います。
0507040a 徳川家康の文書 中世の「書札礼」を知ろう
講師:静岡市文化財保護審議会委員/大石 泰史
時間:1.5時間(30分×3)
概要:「近世」という新しい時代を築いた徳川家康の文書に見える中世の「書札礼」や、近世に継承された天下人の書式について触れ、中世社会の一端を解説していきます。
0507040b 今川時代の家康 従属国衆から独立へ
講師:静岡市文化財保護審議会委員/大石 泰史
時間:1.5時間(30分×3)
概要:近年進展した「国衆松平氏」の研究成果を踏まえながら、尾張織田氏との対立や駿河今川氏との関係性について、家康の発給文書や関連文書を駆使して戦国時代への理解を深めていきます。
0507040c 信長時代の家康 対武田関係における家康と信長
講師:歴史作家/桐野 作人
時間:1.5時間(30分×3)
概要:徳川家康と織田信長の同盟関係が変化していく過程を探ります。当初は対等な関係だったものが、上下関係、主従関係へと変化していくのはなぜか、その様子を見ていきます。
0507040d 秀吉時代の家康
講師:東洋大学文学部非常勤講師/柴 裕之
時間:1.5時間(30分×3)
概要:徳川家康と羽柴(豊臣)秀吉とは、どのような関係にあったのでしょうか。二人の関係の実態を確認したうえ、豊臣政権下における徳川家の立場について検討します。
0507040e 大御所時代の家康
講師:日本大学准教授/小川 雄
時間:1.5時間(30分×3)
概要:家康が大御所として向き合った課題、その権力を支えた陣容を検証します。また、なぜ駿府を大御所政治の拠点としたのか、戦国期・織豊期の権力のあり方から読み解いてみます。
講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(90分あたり200円)の追加有料となります。
講座資料(レジュメ)のみでのお申込みは、ご遠慮ください。
※紙資料郵送ご希望の方は、
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大石 泰史
(おおいし やすし)
静岡市文化財保護審議会委員・2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」古文書考証
1965年生まれ。東洋大学文学部卒。東洋大学大学院修士課程修了。
現在、博物館展示プランニングを提案する大石プランニング主宰。
今川氏の家臣や当主の古文書の性格を解明するために、1988年から論文執筆を始める。近年、単著として
・『井伊氏サバイバル五〇〇年』(星海社新書 2016)
・『今川氏滅亡』(角川選書 2018)
・『城の政治戦略』(角川選書 2020)
編著書には
・『全国国衆ガイド 戦国の〝地元の殿様〟たち』(星海社新書 2015)
・『今川氏年表』(高志書院 2017)
・『シリーズ・中世関東武士の研究 第27巻 今川義元』(戎光祥出版 2019)
桐野 作人
(きりの さくじん)
歴史作家・本学政治経済研究所客員研究員
歴史関係の出版社編集長から独立。主な著書に『織田信長―戦国最強の軍事カリスマ―』『だれが信長を殺したのか』『関ヶ原 島津退き口』『さつま人国誌』戦国・近世編1~3『薩摩の密偵 桐野利秋』2019年、『龍馬暗殺』で第29回高知出版学術賞特別賞を受賞。
柴 裕之
(しば ひろゆき)
東洋大学文学部非常勤講師、2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」時代考証
1973年、東京都生まれ。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学・東洋大学)。
主要著書として、単著に『徳川家康―境界の領主から天下人へ』(平凡社、2017年)、『織田信長―戦国時代の「正義」を貫く』(平凡社、2020年、『青年家康―松平元康の実像』(KADOKAWA、2022年)、編著『図説 豊臣秀吉』(戎光祥出版、2020年)、共編著『図説 徳川家康と家臣団』(戎光祥出版、2022年)などがある。
小川 雄
(おがわ ゆう)
日本大学准教授
文学博士(日本史)
著書『徳川権力と海上軍事』(岩田書院、2016年)
『水軍と海賊の戦国史』(平凡社、2020年)
『図説 徳川家康と家臣団』(戎光祥出版、2022年) ※柴裕之氏との共編
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