講座番号 | 0550759a |
期間 | 2023年10月25日 ~ 2024年1月30日 |
回数 | 1回 |
曜日 | |
時間 | 1.5時間(30分×3回) |
定員 | - |
一般料金 | 1,800円 |
会場 | Web視聴 |
家康の動向は、陸の視点から論じられる傾向にあります。ともすれば、水軍を軽視するばかりか、中世に発展した海上勢力の「自由」「自立」を忌避して、解体したかのように評価されることすらあります。ですが、これは「鎖国」に関する負の印象を遡及的に適用したものでしかありません。現実の家康は、東海地域で領国を形成していく中で、伊勢湾・三河湾の海上勢力を従属させ、水軍として運用しており、江戸城下にも水軍の拠点を用意していました。とくに伊勢海賊の向井氏・小浜氏による海上活動は、「自由」「自立」で知られる瀬戸内村上氏よりもさらに広大なものとなりました。本講座では、家康がおこなった水軍編成の変遷を通じて、中世から近世の移行期における水軍・海賊のあり方を整理します。
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小川 雄
(おがわ ゆう)
日本大学准教授
文学博士(日本史)
著書『徳川権力と海上軍事』(岩田書院、2016年)
『水軍と海賊の戦国史』(平凡社、2020年)
『図説 徳川家康と家臣団』(戎光祥出版、2022年) ※柴裕之氏との共編
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