講座番号 | 0601002 |
期間 | 2024年4月10日 ~ 2024年6月12日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 水 |
時間 | 15:00~16:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 12,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
仏教と戦争という課題にはたいへん重い事実のつみ重ねがある。
明治期の日清戦争と日露戦争に対して、各宗が出した戦争肯定への仏教徒の非難にもかかわらず、結局は協力態勢をとったことに始まるからである。戦勝祈願につとめ、従軍布教につとめた。仏教界の限界ともいえる。
当時の帝国主義体制に順応し、慈善事業にたずさわることで、“政治のひずみのうめ合わせ” “しないよりまし”的な行動となった。
太平洋戦争になり、この傾向は一層顕著になった。知られる範囲での資料をみてみる。
また、既成仏教以外の新宗教の実態は、より多様化、細分化していった。双方の動向と国家との関わりをみてみる。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2024/04/10 | 仏教界と戦争① |
第2回 | 2024/04/24 | 仏教界と戦争② |
第3回 | 2024/05/01 | 仏教界と戦争③ |
第4回 | 2024/05/29 | 既成仏教と新宗教の動向① |
第5回 | 2024/06/12 | 既成仏教と新宗教の動向② |
小笠原 博慧
(おがさわら ひろとし)
福泉寺住職・本願寺派布教師
1941年生まれ。1965年、私立高校教諭(漢文)。1974年、公立高校教諭(国語)。1994年、武蔵野女子学院高校教頭。1999年、同中学・高校校長。その間1975年、國學院大學講師(漢文学)。1982年、市立大月短期大学講師(文学、日本語)。1988年、武蔵野女子大学講師(仏教学、日本仏教史)。同大学仏教文化研究所所員。1988年、福泉寺住職。