講座番号 | 0601006 |
期間 | 2024年4月16日 ~ 2024年6月11日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 火 |
時間 | 10:00~11:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 12,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
歌人としても名高い西行法師(生没1118-1190)は平安時代の最後に生きた歌人で、その歌集「山家集」共々人々に好かれている歌僧である。でも、その人生にはいろいろ考えなくてはならない多くの謎があり、その歌の優美さとは逆の厳しい僧侶としての生き方があった。第一、23才で武士の家と妻子を捨てて出家した事情から謎である。一首々々を味わうと共に、その人生と時代背景や美意識を考えてゆこうと思います。
【持ち物】あれば古語辞典。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2024/04/16 | 西行の生きた時代とその時代の代表的歌人たち |
第2回 | 2024/04/30 | 西行の生涯と出家した事情(その頃の作からの推定) |
第3回 | 2024/05/14 | 西行の交際圏の人々とその歌。 |
第4回 | 2024/05/28 | 西行の歌の最多を収める「新古今和歌集」の特色 |
第5回 | 2024/06/11 | 「山家集」という歌集の特色と名歌の数々 |
【必携テキスト】
『西行全歌集』岩波文庫 久保田淳 吉野朋美 2013年12月 1,386円(税込)
※上記教材をお持ちでない方は、詳細ページよりご購入ください。
上村 正人
(かみむら まさと)
元武蔵野女子学院中学・高等学校教諭
1938年生まれ。1960年、東京学芸大学乙類国語科(漢文専攻)卒。同年武蔵野女子学院中学高校国語科教諭(古文・漢文・現代文担当)。2003年3月、同上校定年退職。その間、東京学芸大学名誉教授・故安良岡康作氏(中世文学・国語教育専攻)に師事し日本中世文学を中心に研究。中世文学会、仏教文学会、解釈学会、日本文学協会にも所属してきた。なお本学生涯学習講座においては、「西行の和歌」「徒然草(抜粋)」「方丈記」「奥の細道」「野ざらし紀行」「鹿島詣」「笈の小文」「更科紀行」「嵯峨日記」「百人一首」「伊勢物語」「西行の歌と人生」「紀貫之の文学(「土佐日記」「古今集」)」「和歌文学史入門」「十六夜日記」「とはずがたり」「建礼門院右京大夫集」「平家物語」、「源氏物語宇治十帖」「万葉集」をとりあげている。