0601010 『源氏物語』―主人公光源氏の誕生―  

受付中

講座概要

講座番号 0601010
期間 2024年4月17日 ~ 2024年6月26日
回数 5回
曜日
時間 13:00~14:30
定員 40 名
一般料金 12,500円
会場 三鷹サテライト教室

内容

『源氏物語』(一〇〇八年頃成立か、紫式部作、全五十四帖)の第一巻「桐壺」をとりあげます。「桐壺」は主人公光源氏の誕生を語る巻であり、今回はその「いづれの御時にか」で始まる冒頭部から、主人公の母親が亡くなる場面まで連続して読んでいきます。そしてここから『源氏物語』とは何かという大問題を一挙に展望することを最終目標とします。とくに次のような諸問題がある点にも留意しておきたいと思います。物語文学の言葉と小説の言葉の違いとは、物語の状況設定のもつ意味とは、平安時代の摂関政治下における天皇制とは、平安時代の宮中のタブーとは、主人公の両親の恋物語から始まる意味とは、物語の主人公の条件とは、臣籍降下とは……などです。

講師の先生より受講生のみなさまへ(講座のご案内)


スケジュール

  日程 内容
第1回 2024/04/17 物語の状況設定について
第2回 2024/05/08 主人公の両親の愛情物語について
第3回 2024/05/22 主人公の誕生について
第4回 2024/06/19 後宮の構造について
第5回 2024/06/26 主人公母の死について

教材

【必携テキスト】
『源氏物語 (一) 桐壺―末摘花』岩波文庫 柳井滋・室伏信助等 2017年 1,584円(税込)
※「桐壺」巻全文が収録してあるテキスト(小学館新編日本古典文学全集、新潮日本古典集成、岩波新日本古典文学大系、玉上琢彌校注『角川文庫)でも可。
※上記教材をお持ちでない方は、詳細ページよりご購入ください。

講師

神田 龍身 (かんだ たつみ)
学習院大学名誉教授
早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期退学
単著として、『物語文学、その解体』(有精堂出版、1992年)、『偽装の言説』(森話社、1999年)、『源氏物語=性の迷宮へ』(講談社選書メチエ、2001年)、『紀貫之』(ミネルヴァ書房、2009年)、『平安朝物語文学とは何か』(ミネルヴァ書房、2020年)、『神田龍身初期論文集』(学習院大学研究叢書、2021年)、『鎌倉幕府の文学論は成立可能か!』(近刊、勉誠出版)。


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