講座番号 | 0601019 |
期間 | 2024年4月12日 ~ 2024年6月7日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 金 |
時間 | 10:00~11:30 |
定員 | 40 名 |
一般料金 | 12,500円 |
会場 | 三鷹サテライト教室 |
江戸町の多彩な風景や人々の姿は、江戸時代に生まれた多くの地誌から知ることができます。それらのなかで、特に記事の信頼度が高く詳細な図版をもつ地誌が『江戸名所図会』です。江戸雉子町で草創名主の由緒をもつ斎藤月岑が、祖父・父から引き継いだ草稿を完成させ、絵師長谷川雪旦の挿図を加え、日本橋須原屋から版行し本書には、江戸町とその周辺の多彩な風景がありありと描かれています。そこで本書の記事を通覧しながら、江戸町に点在する寺院と、そこに信心を寄せる人々の有様を、特に広く受容された法華信仰を柱にたどりたいと思います。なお法華宗(日蓮宗)の宗祖日蓮の教えに崇敬をよせる信心を、法華信仰と呼ぶことにします。
日程 | 内容 | |
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第1回 | 2024/04/12 | 法華信仰の姿 |
第2回 | 2024/04/26 | 雑司ヶ谷鬼子母神 |
第3回 | 2024/05/10 | 雑司ヶ谷法明寺 |
第4回 | 2024/05/24 | 池上本門寺 |
第5回 | 2024/06/07 | 鼠山感応寺 |
永村 眞
(ながむら まこと)
日本女子大学名誉教授・東大寺学術顧問
熊本県生れ、早稲田大学政治経済学部経済学科卒、同大学院文学研究科博士課程中退、東京大学史料編纂所助手・助教授、日本女子大学文学部助教授・教授を経て日本女子大学名誉教授。文学博士(早稲田大学)、第23回角川源義賞、第55回密教学術賞を受賞。著書に『中世東大寺の組織と経営』、『中世寺院史料論』、『中世醍醐寺の仏法と院家』、編著に『醍醐寺の歴史と文化財』、『中世の門跡と公武権力』、『中世寺院の仏法と社会』、『江戸に生まれた庶民信仰の空間』、論文に「鬼子母神堂と法華信仰」等がある。