講座番号 | 0607006 |
期間 | 2024年4月3日 ~ 2024年7月2日 |
回数 | 3回 |
曜日 | |
時間 | 4.5時間(30分×9回) |
定員 | - |
一般料金 | 5,400円 |
会場 | Web視聴 |
この講座では、平安時代の日記文学『蜻蛉日記』を読み進めています。『蜻蛉日記』は藤原道綱母の作品です。自身よりも格上の貴族との結婚生活が活写されています。主な内容は「結婚生活」ですが、その端々には貴族の生活や、当時の慣習・習俗的なことなど、さまざまなことが窺えます。この講座では、『蜻蛉日記』を読む一方で、その端々を彩る当時の文化にも目を向けていきます。
1. 代替わりによる兼家の昇進、道綱母と登子とのやりとり(新全集154~158頁)
2. 道綱母と登子とのやりとり(続き)
3. 初瀬詣への決意(新全集158頁以降)
※講座のお申込み、映像/音声の視聴は、日本国内に住所を有する方に限らせていただきます。
講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(90分あたり200円)の追加有料となります。
講座資料(レジュメ)のみでのお申込みは、ご遠慮ください。
※紙資料郵送ご希望の方は、詳細ページよりお申込みください。
深澤 瞳
(ふかさわ ひとみ)
本学非常勤講師
大妻女子大学大学院を経て、現在は本学、大妻女子大学他で兼任講師。
・「『狭衣物語』の土忌ー飛鳥井の君失踪譚の背景としてー」(倉田実編『王朝人の婚姻と信仰』森話社、2010年)
・「『蜻蛉日記』の火災記事と火災占」(小嶋菜温子編『王朝びとの生活誌』森話社、2013年3月)
・「京都大学人文科学研究所所蔵『天地瑞祥志』第十六翻刻・校注 ――「月令」(二)」(『武蔵野大学日本文学研究所紀要』7号、2019年2月)
・「平安時代における後産と医術/呪術」(『前近代東アジアの〈術数文化〉』(勉誠出版、2020年3月)
・「治病の言説と信仰と呪術」(水口幹記編『東アジア的世界分析の方法 〈術数文化〉の可能性』文学通信、2024年2月)
など。