講座番号 | 0607019a |
期間 | 2024年4月3日 ~ 2024年7月2日 |
回数 | 1回 |
曜日 | |
時間 | 1.5時間(30分×3回) |
定員 | - |
一般料金 | 1,800円 |
会場 | Web視聴 |
21世紀の困難な時代を前にして、「人間とはいったい何か?」という根本的な問いかけがなされています。このことを多角的でスリリングな視点から、新たなる「人間学」を位置づけていきましょう。人間は「心」という悩み多き内面と、「身体(からだ)」という生き物のあり方に関わりながら、生きています。その生の様相を、哲学・心理学・社会学・脳科学・医療…などの専門分野から、「レジリエンス」というキーワードで、「人間学」にアプローチしていきます。最近注目されている「レジリエンス」とは、広い意味で“困難な環境の中で、自らを構築し、生き抜く力”を意味するコトバです。学問の枠をこえたこの講座は、“コロナと共に”の時代を「生き抜く」私たちに、ポジティブなエールを送ります!
心から眺める人間学
心とは何か? 人間にとって永遠のテーマです。哲学、社会学、心理学、脳科学の視点から、心のアスペクト(様相)を探っていきましょう。
災害と死と不幸と・・人間は困難な時代に常に「死」と向き合っています。古代ギリシアのエピクロス曰く「死とはわれわれにとって何ものでもない」と。その後、哲学者たちは「死」について何を語ってきたのか? モンテーニュ・・パスカル・・キルケゴール・・ハイデガー ・・彼らの死生観に耳を傾けてみましょう。幅広く時代を超える展開ですが、哲学者における“生き抜く力”=レジリエンスへの哲学的思考について考察していきます。
※講座のお申込み、映像/音声の視聴は、日本国内に住所を有する方に限らせていただきます。
講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(90分あたり200円)の追加有料となります。
※紙資料郵送ご希望の方は、詳細ページよりお申込みください。
久富 健
(ひさとみ けん)
本学名誉教授
早稲田大学大学院文学研究科修了。1990年本学准教授。
学生部長・教務部長などを歴任。2012年から2019年3月まで本学教授。
専門:フランス語・フランス哲学および思想史(特に18世紀フランス哲学)
著書:『ジャン=ジャック・ルソー』(共著) 『かんたんフランス文法小辞典』など。