0607033 【Web視聴】『源氏物語』 宇治十帖 総角(あげまき)巻を読む 続 春対面講座収録動画

受付中

講座概要

講座番号 0607033
期間 2024年7月3日 ~ 2024年10月8日
回数 4回
曜日
時間 6時間(30分×12回)
定員
一般料金 7,200円
会場 Web視聴

内容

大君は薫に看取られながら息を引き取りますが、最後まで彼女は顔を袖で覆い隠していました。彼女は薫に対する愛を自覚した時から、自分の容色の衰えを強く意識するようになったのでしたが、作者は大君に「色衰えて愛弛む」(女の容色が衰えると男の愛もさめる)という中国の諺を固定観念として担わせているものと思われます。この固定観念のゆえに彼女は、男女の愛の永続性に対する深い不信感を抱いているのですが、その不信の深さはしかし愛の永続性に対する希求の深さと表裏一体のものだったでありましょう。なお、「色衰而愛弛」という諺は、中国文学においては〈婦人苦〉という『詩経』以来の伝統的な詩の主題に関わるものでした。また大君の死の直前には、亡き父宮が姫君たちへの恩愛の情の断ちがたさのゆえに往生できなかったことも明らかになります。

1. 薫に看取られながら息を引き取る大君
2. 往生できなかった八の宮――恩愛不能断の物語――
3. 宇治の大君にみる〈婦人苦〉の主題
4. 愛の永続性に対する希求と絶望

この講座は、2024年度春・対面講座の 0601009&ensp『源氏物語』 宇治十帖 総角(あげまき)巻を読む 続(4/15-6/10) を、より多くの方にご受講いただけるよう、Web視聴講座として編集し配信するものです。
三鷹サテライト教室での対面講座の臨場感とともに講義をご視聴いただけます。


※講座のお申込み、映像/音声の視聴は、日本国内に住所を有する方に限らせていただきます。

教材

【必携テキスト】(各自で、お求めください)
新潮日本古典集成『源氏物語 七』新潮社 石田穣二・清水好子 1982年 3,960円(税込)

講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(90分あたり200円)の追加有料となります。
講座資料(レジュメ)のみでのお申込みは、ご遠慮ください。
※紙資料郵送ご希望の方は、詳細ページよりお申込みください。

講師

藤原 克己 (ふじわら かつみ)
東京大学名誉教授・紫式部学会会長・博士(文学)
東京大学大学院博士課程中退。岡山大学教養部講師、神戸大学文学部助教授、東京大学文学部教授、本学文学部特任教授を歴任。博士(文学)。著書に『菅原道真と平安朝漢文学』(東京大学出版会)、『菅原道真 詩人の運命』(ウェッジ選書)、共著に『改訂新版 日本の古典――古代篇』(放送大学教育振興会)、『源氏物語 におう・よそおう・いのる』(ウェッジ選書)、『2008年パリ・シンポジウム 源氏物語の透明さと不透明さ』(青簡舎)、論文に「源氏物語とクレーヴの奥方」(柴田元幸編『文字の都市』東京大学出版会) などがある。


受付中

  • 資料請求
  • 申込リストを見る
  • ログインページへ

講座一覧

  • 専門職のための研修会・講習会

連絡先

武蔵野大学
社会響創センター
(エクステンションセンター)

  • 〒202-8585
    東京都西東京市新町1-1-20
  • TEL:042-468-3222
  • 受付時間:
    平日 9:30~16:30
    (祝日を除く)